鶏足寺には十数年前にも一度行ったことがあって、当時から紅葉の名所だったが、ボチボチ人がいる、という程度だった。それが、ここ数年、人気がうなぎのぼりで、紅葉の季節になると鶏足寺近辺の道ではバスやマイカーの車列でごった返している。
つい先日も報道ステーションで紹介されたようで、車のナンバーを見ると、県外ナンバーの方が多いぐらいで、いよいよこの静かな湖北の小さな集落も全国区となった感がある。
昨日の報道ステーションで放映された鶏足寺の非公開ライトアップに、長浜市の写真担当として呼んで頂きました。闇の中で照らされる赤の世界は凄絶な美しさでした。一夜限り、世界初の写真です。縦構図と横構図、是非クリックして大きなサイズでご覧になって下さい#鶏足寺 #紅葉 #長浜 #滋賀 pic.twitter.com/gnjKkD2Bni
— 別所隆弘 Takahiro Bessho (@TakahiroBessho) 2016年11月26日
ちなみに、鶏足寺のある古橋という集落は石田三成の母の故郷とのことで、関ヶ原の合戦後に潜伏していたという「オトチの岩窟」がある。簡単には行けない場所なので、まだ行ったことがないのだが、また折を見て行ってみようと思う。
さて、鶏足寺に行くには直接向かうルートもあるが、石道寺経由で行くルートもあり、今回、そちらで行くことになった。
地元民だがこの辺りに「湖北田園空間ミュージアム」という名称がついているのを初めて知った。石道寺と鶏足寺は距離で500mほどで徒歩でも簡単に移動可能。ちなみに石道寺は石道(いしみち)という集落にあるが「しゃくどうじ」と読む。
鶏足寺というともみじの絨毯が有名、ということになりつつあるらしい。だいたい11月中旬から下旬が見頃だが、下旬に行くと以下のような絨毯が見られる。ただ、大変な人出で通り道の紅葉は踏まれ倒しているところが多いので、紅葉の絨毯を写真撮影するなら立入制限区域か脇道にある部分に行くといいかも。
後編に続く