先日、ハリコフの欧州最大という巨大レーニン像が引き倒された、という記事(巨大レーニン像受難=民族主義派引き倒す-ウクライナ東部 時事:2014/09/29)が出ていたが、ついこの間、ザポロージェのレーニン像を撮影してきたばかりなので、アップしておきます。
これが私が初めて目にした時のレーニン像であった。風の具合でそうなったのか、あえてウクライナ国旗でレーニン像の顔を包むことで何かを意図していたのか、どちらなんだろうと思っていた。
少し間を置いて、再確認すると、上の写真のような状態になっており、特に意図はなかったことが判明した。(電線が邪魔ですが、トロリーバスのものです)
ちなみにレーニン像の背後には1932年にドニエプル川で初めて作られた水力発電所がある。上の写真のレーニンの背後の右側には水面が見えるが、左側には見えないので、その間の建造物がダムであることがわかっていただけると思う。
ダムの上には道路があり、車が往来していて、橋の欄干がウクライナカラーに塗られているのがわかる。
この黄色と青のウクライナカラーは今回あちこちで見ることになったが、ユーロマイダン以降、大幅にウクライナ全土の街中で増えたように思う。
反対側から見たレーニン像。
こちらは夕方、近くまで行って撮影したレーニン像。
朝、首に巻かれていたウクライナ国旗が、夕方には腕にいい感じにかかっている。
台座部分ではソビエトの労働者が額に汗して働いている(?)。
そして、つい先程、たまたまTLに出てきてびっくりしたのだが、今日、ザポロージェのレーニン像が着替えをしたらしい。
#Ленин в Запорожье. Кажется вышиванка его немного полнит :)
Фото: Olga Mogurenko pic.twitter.com/0ObeTmpS3H
— INSIDER (@theinsider_ua) 2014, 10月 4
こういうのってどうやってやってるんだろうと、思ってたが、ちゃんとクレーンを使ってたようで。
Запоріжжя. #ленин вдягнув вишиванку і став патріотом.
Фото: http://t.co/YkkUorgYEX
#запорожье #Украина #ленинопад pic.twitter.com/KkgP5r193U
— События (@Sobytiya) 2014, 10月 4
さらに、ハリコフではこれ以上レーニン像を倒されないようにするためにレーニンに十字架を建ててる、とのこと。
В Харькове на Ленине сегодня окончательно поставлен Крест! pic.twitter.com/u8ZDtz2QwB
— Антон Геращенко (@Gerashchenko7) 2014, 10月 4