結局、子どもの熱は一晩経ってもまったく引く様子はなく、ますます熱くなっているように感じたので、医師の診察を受けに行ってきた。原因はわからないものの、風邪の可能性はあるだろうとのことで、様子見中。まだ微熱はあるものの、いくらか元気を取り戻していて、徐々に見かけ上は平常に近づいてはいる。食欲もずっとなかったが、今日あたりからそこそこ食べられている模様。ただ、まだハスキーボイスなのが気になるところだが。
さて、高熱を出した日に子どもが電子音の鳴るおもちゃに嘔吐したため、難儀した話を書いてみます。
最近のおもちゃは電子音がそれなりの音質で鳴るようになっていて、曲目も結構多く入っていたりする。今回、子どもが吐いてしまったのは「リズム遊びいっぱいマジカルバンド」というもので、 上部が太鼓のようになっていて、叩くと音がなる仕掛けになっているのだが、その太鼓のふちの隙間部分に子どもの吐いた液体が毛細管現象で奥にまで入り込んでしまって、ティッシュでこよりを作ったりして吸い取ろうにも取れず、といって、そのままにしておくことも出来ず、分解することにしたのでした。
ざっと見たところ、ビスを幾つか外せば行けそうだ、と見切り発車的に始めてしまったのが間違いで、このビスを外すにはこれを外して……などしているうちに、結局、ほとんどすべてのビスをはずす羽目に。まずいことに分解してすぐならよかったが、時間を置いてから組立ることになり、こういう時、あまりこうした作業が得意ではない私は分解時に写真を撮るようにするのだが、初めの見立てで簡単だと思ってしまったため、一枚も写真を撮ってなかったのだった。
プログラムのバグ取りの時に、ここら辺を集中的にケアしたら何とかなりそうだ、という見立てで見切り発車的に始めてしまうことがあるが(いや、これよくないんですけど。。。)、それでいけることもあるものの、改修中に次から次へと重大な見落としがあることが発覚し、急がば回れで、最初からしっかり調査してから事に当たればいいのに、自分の直感を信じてしまい、なかなか自分のミスは認めたくないので引き返せない、なんてことがある。今回のはそれと似てるなぁ、と感じ入った次第。
というわけで、一応、組み立て時に写真を撮っておいたので、メモとしてあげておきます。ポイントは太鼓に当たる白い蓋の方向が決まっていることで、スイッチの部分にうまく当たるような位置に持っていく必要があります。
ついでに、この玩具のレビューをしておくと、使い始めて一番びっくりさせられるのは、カムジー先生なる男性の地声がそのまま収録されている曲、というか音がいくつもあることでしょう。子どもがヘビーローテーションでこのおもちゃの音楽をかけまくるのですが、その男性の声が部屋に流れるとちょっと変な空気になります。慣れとは怖いもので、もう気にならなくなりましたが。あと、太鼓の部分は実際のところ、うちの子どもはあまり叩きませんし、付属の4つの楽器もあまり使われていません。賑やかな見栄えではありますが、実際には「スイッチを押すと音のなるおもちゃ」以上の使われ方は、うちではなされていません。しかし、音自体は電子音とはいえ、私のような素人耳には十分よい音で、子どもも音楽の部分は気に入っているようで、よく音に合わせて踊っています。作りも頑丈で割りと乱暴に扱われながら数ヶ月経ちましたが、今のところ、壊れた部分はありません。上記の問題はありますが、1歳ぐらいの子の誕生日プレゼントにはいいと思います。