2歳の子へのパズルの教え方

 あまり連れて行ってやれていないのだが、たまに図書館に行くと子供向けの10ピースぐらいで一つ一つの形が明確でわかりやすい簡単なパズルがいくつもあって、それをやらせてみると、最初はなかなか出来なかったが、助けてやると少しずつ出来るようになった。しかし、自分で一からすべてやるのは難しいようで、まだ2歳前半だし、早いかな、と思っていた。

 それが2ヶ月ほど親元から離れて生活していたときに「修業」をしたのか、簡単なものなら出来るようになっていて、そちらで買ってもらったパズルも持ち帰ってきて、それからは毎日のようにそれで遊ぶようになっている。

 少し前にパズルを買ってやっていたのだが、3歳以上対象と書いてあり、盤面も大きくピースの数も24枚もあるため、出さずに保管していたのだが、この前出してやらせてみることにした。

 さすがに一からやるのは無理のようだったので、まずは完成状態から2,3枚だけくり抜いてやらせてみると、さすがにそれぐらいならなんとか出来たので、それを4枚、6枚、8枚、という風に増やしていってみると、8枚ぐらいなら時間はかかるがなんとかできるようになった。

 パズルはお気に入りの遊びのようで、その後、少しずつ枚数を増やしていき、ついに昨日24枚すべてできるようになった。どこで覚えたのか、出来上がると「キャンセー(完成)!!!」と大きな雄叫びをあげるようになったのだが、こちらもその雄叫びがきこえるまでは子供がパズルに夢中ということがわかるので、その間、家事その他が捗り大変重宝している。一種のブームでずっと続くことはないだろうが、しばらくパズルの恩恵を受けることになりそう。

 というわけで、その子にもよるだろうが、大きめのパズルでも、始めは完成状態から2,3枚だけ抜いて与え、完成の喜びを体験させる、というのを繰り返す内に出来る枚数が増えていく、ということが分かった。我ながら、なかなかよいアイデアだと思ったが、ググるとそういうのはあるあるではあるようだった。

 最近、家庭菜園や山仕事をするようになり、畑や木など自然相手に物を自作するなどして工夫せざるを得ない場面に遭遇することがよくある。ググればすぐに答えが出てくる時代ではあるが、自分の頭で考えて試行錯誤する、というのは、先行き不透明な時代、やはり必要な作業なのだろうと思う。もちろん、私もググりまくる人間だし、Google以外の検索エンジンも意図的に使うようにしていて、検索の恩恵を受け続けるが、一呼吸置いて、まず自分なりに考えてみる、というのも、多忙な現代社会にあって、急がば回れでよいのではないかと思う。