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うちの1歳半の子供の取扱説明書(1)

 嫁さんと子供が家を出ていって3日目、今日も静かな朝を迎えました……。帰ってくる予定はあるそうですけど、帰らないかもとか言われておりまして、学生時代以来、人生とは何ぞや、と考える時間が増えたような気がする今日この頃です。

 さて、割りと実用目的(?)でうちの子供の取扱説明書ってのを書いてみようと思います。公開する意味があんのか、ってのはありますが、「パブリック」志向の今の時代ならでは、ということで。もっとも、私はあそこまでやるつもりはないけど。

 というわけで、早速始めます。

●グズった時の対処法

 だいたい抱っこしてやるなどして相手をしてやると止むことが多い。グズる理由は眠たいがトップで、そういう場合はユラユラ抱っこで寝かしつけると寝てくれる。時々オムツが不快とかの場合もあり、うんちは臭いですぐにしたことが分かるし、時々気張っていて、その後、何か訴えるような視線を送るので大抵わかるが、親が気づけないこともあるので、時々ウンチチェックは必要。他にお腹すいたのときにグズることあり。

 その他、「退屈」でグズるときもあるようで、こういう場合は、なかなか大変。普段はいかない場所に連れて行くなどすると落ち着くことがあるが、それでもダメな場合があり、そういう時は最後の手段で、おやつや子供向けジュースを与えることになってしまう。出来るだけ最後の手段は使わないようにしているが、効果てきめんなので、外出時や何か他に用事をしているときなどについ使ってしまうダメ親である。

 他に、おなかが痛い、とかもあるのだと思うが、こればっかりは分からない。大人でも腹具合が悪くなることはよくあるので、子供もあるに違いないとは思うが、仮にそれがわかったとして、どう対応すればよいのやら……。ふと思ったが、夜中になぜか泣き出すことがあり、あれってお腹が痛いとかだったりするのだろうか。

●おもちゃ

 ありがたいことに、うちには貰い物のおもちゃがいくつもあり、遊び道具には事欠かない。お気に入りのおもちゃは日が経つにつれ少しずつ変わっているが、今のお気に入りは車などの直方体の物体で、両手に車を持って床や机の上を動かしているのをよく見かける。

 子育てしてると生まれながらの性差を感じることが多く、やはり男児は車が大好き、というのを肌で感じる。おもちゃだけでなく、実際に動く車も大好きで、車が通ると大抵そちらの方に向いて、見えなくなるまで熱いまなざしを送り続ける。

 小物系では車だが、比較的図体のでかいおもちゃでは音楽の鳴るおもちゃを好むようで、あの玩具のスイッチを入れてくれとせがむこともよくある。その中でも大ヒットはターンテーブルが2個あるDJブースみたいなおもちゃで、嫁さんが某リサイクル店でたまたま見つけたものだが、当初はそんなにお気に入りではなかったものの、月齢が上がるにつれ、このおもちゃの前にいる時間がだんだん長くなった。とにかく日用品でも何でも何か新しいアイテムを手にしたら、まずはこのおもちゃのターンテーブルに乗せて回して眺める、という行為をするようになっている。

 見ていると、ターンテーブルが二つあるため、テーブルの上にある物が予測不能な動きをすることがあり、両方のターンテーブルに物をぶつかるように載せると確かに面白い動きをする。こういうのはある程度遊ぶと飽きてしまうことになりがちだと思うが、この前に座らせておくと他のおもちゃよりも長時間遊んでくれるので、こちらが用事をしているときなどはありがたい存在になっている。

ターンテーブルが2個付いたDJブースみたいなおもちゃ。いろいろ仕掛けが有り、あちこち押すと様々なゴキゲンな曲が流れる。
ターンテーブルが2個付いたDJブースみたいなおもちゃ。いろいろ仕掛けが有り、あちこち押すと様々なゴキゲンな曲が流れる。

 商品名がどこにも書いていないが、なんという名前のおもちゃなんだろうか。いろいろ検索ワードを変えて検索してみたし、類似画像検索もしてみたが、分からなかった。外国製の可能性もあるんかも。

 ちなみにまだ「飽きる」ということは知らないらしく、まったく遊ばなくなったおもちゃは基本的にはなく、どのおもちゃも適度に遊んでいるようだ。

●食事

 明確に常にこれは食べない、というようなものは今のところなく、お腹が空いていたら、だいたい食べる。しかし、昨日食べたものでも今日は食べないとか、その逆とかはしょっちゅうで、昨日食べなかったものでも今日食べることは大いに有り得るので、毎回、食べないかもしれないと思いつつも一応食卓に出してみる、というのが最近分かってきたコツ。

 主食については、パンも食べるがご飯の方がいろいろとこっそり野菜を混ぜることができるので栄養バランス的にはご飯の方が食べさせやすい。パンは気分次第では口にしないことはあるが、ご飯はそういうことは少ない。

 熱いものをやるとベーッと出すので、やはり出来るだけ冷まして食べさせたほうがいいみたい。おいしくないものも出すこともあるが、今のところ、そういうのは少ない。子どもが嫌いな野菜で有名な(?)ピーマンとか人参、ナスなどもご飯に混ぜて食べさせると出すことはまずない。

 関係ないが、ふと、ほうれん草嫌いの子どもに食べさせるために作られたキャラクターのポパイを思い出して、ほうれん草が嫌いってどういうことと疑問に思っていたが、ポパイの「ホウレンソウの缶詰」って実際はどんな見た目なの?を読んで分かった。缶詰という時点で変だと思っていたが、そういうことだったんだな。

●言葉

 まだ、「ママ」以外はほとんど意味のある言葉を話さない。宇宙語を一日に何度かゴキゲンな時に話す。稀に「ネンネ」とか「パパ」「ワンワン」などと言う時もあるが、こちらがパパと言っても、ママと返すなど、母親と父親の間にある圧倒的な差はまったく埋まらず、それどころか開く一方である。

 「オソト」「サンポ」「オムツ」「ジュース」「バナナ」「アマイ」などいくつかの単語は確実に理解している。言葉でサンポというと一目散に玄関の方に飛んで行くし、ぐずっているときに「バナナ」という単語を出すと顔がパーッ明るくなるのでそれと分かる。他にもこういう反応はしないが分かってそうな言葉はいくつもありそう。

●絵本

 もちろん自分ではまだ読めないが、せがむことが多い。出来るだけ毎日何かしら1冊は読むようにしている。うちにはお下がりの絵本がたくさんあるのだが、多くは年長さん向けか小学生向きで、1歳向きの絵本は少なめなので、図書館などで借りるといいのだが、乱暴に扱うことが多いので、躊躇している。絵本は意外とそこそこ高価なので、そんなには買えないが、少しずつでも買ってやりたいと思いつつ。。。フリマとかに出てそうだが、この辺りでフリマはあんまやってないんだなー。

 私は絵本はほとんど読まずに育ったので、絵本の効用はあまり実感としてよくわからないが、あれだけ推奨されているし、悪いこととは思えないので、もっと年齢にあったものをやはり読んでやらないといかんのかもと、書いてて思った。

(つづく)

子どもの玩具「リズムいっぱいマジカルバンド」を分解・組立したときのメモ

 結局、子どもの熱は一晩経ってもまったく引く様子はなく、ますます熱くなっているように感じたので、医師の診察を受けに行ってきた。原因はわからないものの、風邪の可能性はあるだろうとのことで、様子見中。まだ微熱はあるものの、いくらか元気を取り戻していて、徐々に見かけ上は平常に近づいてはいる。食欲もずっとなかったが、今日あたりからそこそこ食べられている模様。ただ、まだハスキーボイスなのが気になるところだが。

 さて、高熱を出した日に子どもが電子音の鳴るおもちゃに嘔吐したため、難儀した話を書いてみます。

 最近のおもちゃは電子音がそれなりの音質で鳴るようになっていて、曲目も結構多く入っていたりする。今回、子どもが吐いてしまったのは「リズム遊びいっぱいマジカルバンド」というもので、 上部が太鼓のようになっていて、叩くと音がなる仕掛けになっているのだが、その太鼓のふちの隙間部分に子どもの吐いた液体が毛細管現象で奥にまで入り込んでしまって、ティッシュでこよりを作ったりして吸い取ろうにも取れず、といって、そのままにしておくことも出来ず、分解することにしたのでした。

 ざっと見たところ、ビスを幾つか外せば行けそうだ、と見切り発車的に始めてしまったのが間違いで、このビスを外すにはこれを外して……などしているうちに、結局、ほとんどすべてのビスをはずす羽目に。まずいことに分解してすぐならよかったが、時間を置いてから組立ることになり、こういう時、あまりこうした作業が得意ではない私は分解時に写真を撮るようにするのだが、初めの見立てで簡単だと思ってしまったため、一枚も写真を撮ってなかったのだった。

 プログラムのバグ取りの時に、ここら辺を集中的にケアしたら何とかなりそうだ、という見立てで見切り発車的に始めてしまうことがあるが(いや、これよくないんですけど。。。)、それでいけることもあるものの、改修中に次から次へと重大な見落としがあることが発覚し、急がば回れで、最初からしっかり調査してから事に当たればいいのに、自分の直感を信じてしまい、なかなか自分のミスは認めたくないので引き返せない、なんてことがある。今回のはそれと似てるなぁ、と感じ入った次第。

 というわけで、一応、組み立て時に写真を撮っておいたので、メモとしてあげておきます。ポイントは太鼓に当たる白い蓋の方向が決まっていることで、スイッチの部分にうまく当たるような位置に持っていく必要があります。

マジカルバンド1
この方向で置きます。3点の穴の間の距離は同じに見えますが、微妙に違います。
マジカルバンド2
上部に2点出っ張りがあるので、そこを耳に合わせて置きます。
マジカルバンド3
ビスは小さめ・長め・その中間の3種類あります。ほどんどが中間の大きさのものです。
マジカルバンド4
横の固定部分を取り付けます。
マジカルバンド5
センサーボタンを順に取り付けます。これもケーブルの長さが違うので、遠いのには長いのをつけます。
マジカルバンド6
このスイッチも方向があるので、慎重に取り付ける。
マジカルバンド7
長いビスはこの写真上部の扇型部分の両端で使います。
マジカルバンド8
無事組立できました

 ついでに、この玩具のレビューをしておくと、使い始めて一番びっくりさせられるのは、カムジー先生なる男性の地声がそのまま収録されている曲、というか音がいくつもあることでしょう。子どもがヘビーローテーションでこのおもちゃの音楽をかけまくるのですが、その男性の声が部屋に流れるとちょっと変な空気になります。慣れとは怖いもので、もう気にならなくなりましたが。あと、太鼓の部分は実際のところ、うちの子どもはあまり叩きませんし、付属の4つの楽器もあまり使われていません。賑やかな見栄えではありますが、実際には「スイッチを押すと音のなるおもちゃ」以上の使われ方は、うちではなされていません。しかし、音自体は電子音とはいえ、私のような素人耳には十分よい音で、子どもも音楽の部分は気に入っているようで、よく音に合わせて踊っています。作りも頑丈で割りと乱暴に扱われながら数ヶ月経ちましたが、今のところ、壊れた部分はありません。上記の問題はありますが、1歳ぐらいの子の誕生日プレゼントにはいいと思います。