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初めての圧力鍋 見た目は怖いが時短でエコな優れもの

 少し前、真イワシが安かったので買って帰り、さてさてといつものようにネットでレシピ検索すると圧力鍋を使ったのが出てて、そういえば買ったけど使われていない圧力鍋があったな、とキッチンのシンク下のスペースを探ると奥の方にしまいこんであるのが見つかり、物は試しと初めての圧力鍋調理に挑戦することにした。

 まず、どこかにしまいこんだ説明書を探す仕事から始め、何とか見つけたのはいいが、説明書きが長ったらしく、いろいろと怖いことが書いてあり、ものぐさ太郎の自分としては、ああ面倒臭いと途中で放り出しそうになったが、一通り目を通し、まあなんとかなるやろと組み立て始めると、どうやら部品が足りてないことに気づき、またあちこち探して、パッキンと重りを見つけ出し、やっと調理が出来るところまで来た(ここまで30分はかかったか)。

 ちょっとかなり腹が減っていたこともあり、初めて使うときのテストはスルーして(良い子は真似しないように!)、具材を放り込んで、さてと火にかけてみると、取っ手あたりから蒸気が出てきた。こういうもんなのか、と思い、しばらく様子を見ていたが、取っ手の周辺が濡れ始め、水しぶきが飛び始めたので、あわてて火を止めた。すでに圧力がかかっているのかよくわからず、さてどうしたものかと説明書を見ながらしばし考えた挙句、ちょっと怖かったが、強めに取っ手を握りしめつつ、フタを開けると特に問題なく開いたのだった。(※あとで分かったが、上の重りを菜箸などで傾けると圧は簡単に抜ける)

 取っ手周辺のロックピンを調整し、圧力上昇後にどうなるかの仕組みを理解してから、再度しっかりとフタを閉めて、火をつけ、しばらく様子を見る。すると、取っ手からの蒸気はなくなったが、結構でかい音でフタの上の重りが踊り始め、慌てて火を弱火にする。

 その後は、プシュープシューと派手に音を立てつつ、間欠的に蒸気を四方に振りまき始め、うーん、結構怖い音が鳴っとるなぁ、と思いながら、10分の調理時間の間、止めたくなるのを我慢し、タイマーが鳴るのを待つ。まだかなー、と思いつつ、タイマーを見るとあと1分程度あったが、腹が減っていたので、まあええやろと、火を止めて、さらに10分ちょい自然冷却。その後、フタを恐る恐るゆっくりと開けてみると、やや形が崩れていたが、それっぽく出来ていたのだった。

 皿に取り、食べてみると、確かにイワシの骨が柔らかくなっていて、短時間でこんな感じになるんか、とちょっとした感動ものだった。

 圧力鍋というと、結構な値段を想像するが、買ったのは、近所のスーパーでワゴンセールで売ってたやつで、格安で購入したものだった。その後、数回使っているが、安物でも十分使い物になる、という印象で、時間短縮と燃料節約できるのは魅力的。使い始めは恐る恐るで使うことになるが、慣れると気にならなくなる。やや音がでかいのが難点だが、高級品はもっと静かだったりするのだろうか。購入した圧力鍋のサイズがややデカ目なので、もうちょい小さいのが欲しくなった時にまた検討するとしよう。