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自分的に鉄板の子どもの寝かしつけ方

 今日から嫁さんがプチ家出(?)したため、子どもと二人で過ごすことになり、先ほど寝かしつけたところ。1歳半ほどになり、まだ話は出来ないものの、こちらの言葉をどうやら理解し始めているようなのだが、母親と一日以上離れるのは久々で、こうしたブランクがどのように心身に影響するのか、やや心配ではある。一応、父子二人で過ごしてきた時間は割りと長い方だと思うので、大きな問題はないと思ってはいるが。

 「寝かしつけ」というと、絵本なんかを読みながらやるもんだと、実際に育児する前はなんとなく思っていたが、絵本なんか読むと興奮してしまう方なので、うちの子どもの場合、昔買って使ってなかったバランスチェアを出してきて、抱っこしてユラユラしながら即興で適当な子守唄などをささやくなどすると寝る確率がかなり高くなることが経験上分かっている。といっても、いつでもこのやり方で寝てくれるわけではなく、あくびをするなど、眠そうになってる瞬間を見逃さないようにするのもポイントで。あと、部屋は暗いほどいいみたい。本当はユラユラしながらこちらも本を読んだりしたいのだが、明るいとユラユラしてても、好奇心が疼きだすのか、手が届くあれやこれやを触り始めたりするので、電気はつけないようにし、さらに真っ暗に近くするとなおいいようだ。

 大人でも同じだが、眠たかったけど、寝床についても眠れなかった、なんてことはあり、どうしてもうまく寝かしつけができない場合も時々ある。翌日の予定上、なんとしても寝て欲しい、と焦れば焦るほど、寝てくれなかったりするので、そういう場合はきっぱりとあきらめて、次の睡魔の波を待つのが得策のようで。

 もちろん、夜の睡眠時の寝かしつけを成功させるには、昼の活動が重要、というのも大人同様で。昼寝を出来るだけ昼にするようにし、夕方以降は寝かせないようにすると、夜しっかり寝てくれるようだ。

 こうした事柄は育児書などにも書いてあり、いわば王道みたいなもんかもしれないが、王道の中でもそれぞれの子どもにあったやり方というのがあるはずで、うちの場合、絵本は寝る前でなく、夕食後にするようにしているし、風呂も19時までに、とか育児書に書いてあることが多いようだが、うちの事情ではちょっと難しいので、もう少しあとにしている。

 自分的にバランスチェアでユラユラは鉄板の寝かしつけ方ではあるが、もしかしたら、他にもっといいやり方があるんかもと、ユラユラしながら思うことはある。でも、人生というのは、最善の選択をすることはたいてい叶わないわけで、次善の選択でも結果オーライなら、それでええんでないかい、と思う44歳の夏なのであった。