引越をして2ヶ月ほどになるが、未だに落ち着かない。原因の一つは結露対策に追われたこと。壁の隙間から外の光が見えるようなスカスカの木造住宅にずっと住んでいて、気密性の高い家に住んだことがなかったこともあり、結露対策の重要性があまり分かってなかった。
おそらく、ちゃんとしたところなら断熱がしっかりしてて大丈夫なんだろうけど、私の住む安アパートは外壁が外気に触れている部分は壁までもが水気を帯びることが時々あった。対策がようわからんのでしばらく放置せざるを得なかったが、さすがに床がびしょびしょになるほどになることがあって、対策に乗り出すことにした。
以前からホームセンターに結露対策コーナーがあるのが不思議だったが、そういうことだったのか! ということで、グッズをいろいろと購入して、窓や壁の下部に貼り付けてみた。すると、床までがビショビショになることはなくなったものの、常に貼り付けたやつが水気を帯びている状態になっていて、なるほど、これらはあくまで対症療法でしかなく、根本原因に対して対策しないと意味がない、ということがわかってきた。
そういうわけで、さらに調べる内に以下の対策が有効ということがわかってきた。
1)暖房器具をエアコンにする
いろいろ考えて、居間はガスファンヒーター、他の部屋は必要に応じて灯油ファンヒーターというふうにしたのだが、これらは水蒸気の発生源となり、結露対策をする上ではよくないことがわかった。本来、空気が乾かないのは人間にはいいことなのだが、やむなくエアコンにせざるを得ない、という結論になった。これはまだ導入できていないのだが、昨日購入してきたところで、これで相当軽減されると期待している。
2)除湿機をかける
湿度をさげる一番手っ取り早い手。うちでは特に冬の間は部屋干しをすることがよくあって、湿度がかなりあがることがあったので、仕方なく導入。除湿機はたまたま近くの総合スーパーの家電売場に2012年型というかなり昔の型落ちだが強力なのが売れ残っていて、店員に聞くとかなり安く買うことが出来たのだった。これをかけると湿度が7,80%あっても、ぐんぐん落ちていくのがわかり、最終的に3,40%まで落ちるようになり、恒常的な結露はほぼなくなった。しかし、ファンヒーター+除湿機ってなんかアホみたいなことしてるな~、というのはあって、エアコン導入後は室内干し用に使うことになりそう。
3)換気をする
結露の最大の要因は暖められた空気が湿度が高い状態のまま冷えることで水気の行き場がなくなり、窓などに水となって張り付くという現象が起きるためであり、この現象を引き起こさないようにすることが肝要。そのためには、湿度をいかに下げるかがポイントで、寝る前に除湿機等をかける、というのも一つだが、手っ取り早く、換気をしてしまう、というのも一つの方法らしい。せっかく暖めたのにもったいなく感じるが、寝る前に空気を入れ替えてから寝る、というのが可能な生活条件であれば、これも試す価値があるようだ。うちは小さい子供がいるので、実験できず仕舞いだが、理論上は相当軽減されるはずである。
どうも今住んでいる住居は構造的に結露しやすいようで、困っている人が結構いるようだ。入居前の説明に結露対策せよ、とは一切言われなかったが、つい先日、押し入れに結構な量のカビが発生していることを発見し、相談したところ、無料で対応してもらえることになった。聞くと、神経質な人はエアコンをかけ、さらに除湿機をかけているのだとか。もう家がカラカラになってまうがな、と思ったが、それぐらいしないとあかんものらしい。というか、最初にファンヒーターだと結露するからエアコンにしとけ的なことをゆうといてもらえるとよかったんだが。結露対策には相当時間を食われたので、対策につぎ込んだお金的にも痛かったが、未だに生活が落ち着かない一つの原因となったので、ちょっとしたことだが、一言あるとありがたかったかも、と感じた話でした。