ここのところ、引き続き、なんやかんやに時間が取られて、ツイートする時間も取れない。時期を外して畑を始めてしまったので、なかなか追いつかない、というのも大きく。あと、庭木なども放置状態だったため、伸び放題になってたのをいくらか剪定するとか、落ち葉の整理とか、それぞれ慣れない者にとっては一筋縄ではいかない仕事で、夏至近辺の日々ではあるが、日が落ちる前まで作業してたりする。
そんな中、本人(私のこと)は知らないが、周辺に言わせると「離婚の危機」があったのだそうで、数日間口を利かない日々は確かに続いていたのだが、離婚については、結婚する前からその詳細をお互いに検討しており、言ってみれば常に離婚の危機にあるので、慢性化してて、改めて危機状態にあると言われても、そんなのは前からですよ、というのが私の言い分なのだが。
夫婦になるからには、それなりに価値観について、大きな違いはないことは確認してるが、それでも子供の教育方針とか、住居のこととか、思っていたよりは違いがあったようで、その辺り、どう折り合いをつけていくか、なかなか簡単ではない。途中で方針変更がしにくい事柄に関しては、それぞれ簡単には引けないため、いろんな角度からお互いよく話し合って、どこに妥協点があるかを探っていくしかない。
子はかすがいとはよく言ったもので、そういう状態にあっても、子供は知ってか知らずか、いつものようにいたずらをしたり、ぐずったり、やんちゃしたり、和ませてくれたりして、育児という共通項では協力せざるを得ないので、徐々に通常に戻っていったのであるが。
将来安泰などとは程遠い私のような立場だと、嫁さんとしては将来不安が大きく、なかなかその部分で理解してもらえないみたいなのだが、いずれにしても、今後日本はどう考えても衰退局面に入っていくわけで、そんな中でどう生き抜いていくか。
ちょうど結婚の直前あたりだったか、とある言論人の先生に会いに行ったのだが、その先生が我々夫婦に向かって言った言葉は「金儲けをしなさい。私にはそれしか言えない。」というものだった。その時はピンと来なかったが、最近時々思い出すことがある。
ついこの間、そういえば、私と同年齢のパブリック・マンのあの方は最近どうされてるかな、とブログを見てみたら、様々な試行錯誤を経て、今はネットに依存しない形で収入を得る方向に舵を切られたらしく、以下のエントリーでこのように書かれている。
「私は、この5年間、さんざんITから逃げたいと言ってきたが、もうそれはやめる。ITを仕事の基礎にしていく」
私自身も長らくIT業界で一プログラマとして主な収入を得ており、これが自分の天職だとはとても思えず、適性があるわけでもないのだが、そのように生きてきて、そして今後も私が微力ながら出来る事は主にこの仕事だと認めざるをえない。ただ、このような立場ではあるが、特定の組織のみならず、複数の組織で働き、また、IT以外の仕事も出来る体制を整えて、昔の「百姓」のように、複数の仕事を掛け持ちしながら暮らしていく生き方を模索し続けたいのだが、なかなか簡単ではない。今の世の中、税制とか行政などのシステムが一つの定職について働くことを前提としており、ここから外れるといろいろとめんどくさかったり、無駄に損をしたりする仕組みになっている。ただ、こうした前提自体が今の日本の袋小路の元凶の一つだと私は認識していて、これからこうした従来の働き方から外れる人が増えていくだろうし、私としては、そういう後続世代のためにも、出来る範囲でこの方向性でやって行きたいと思っている。