ウクライナ原発で使用されている核燃料の調達先は依然としてロシアが7割を占めるが、ウエスチングハウス・スウェーデン社製の割合が増えている

 こちらの記事によると、ウクライナが調達した核燃料は2016年実績でロシアの核燃料会社のTVELから3億8680万ドル、ウエスチングハウスから1億6200万ドルとなっていて、切り替えが進んでいるが、今も7割がロシアから調達されている。

 2015年比で見ると、全体として14.72%減っており、ロシア製は36.7%減となっている。

 ちなみに、このウエスチングハウスはウエスチングハウス・スウェーデン社でスウェーデンから調達しているようだ。この会社については、ATOMICAのスウェーデンの核燃料サイクル (14-05-04-05)が詳しい。

 なお、こちらの記事によると、ウエスチングハウス・スウェーデン社は東芝子会社たる米ウエスチングハウスの破産いかんに関わらず、ウクライナへの核燃料を現在もこれからも供給し続ける、という声明を出しており、東芝やウエスチングハウスの状況がどうなろうともただちには影響しないとしている。


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