秀丸エディタを購入するなら「秀丸スーパーライセンスパック」がおすすめ

 こんな記事が出ていた。

「秀丸」の秀まるおさん、そろそろMac版はいかがでしょう? 気になることを全部聞いてみた。

 秀丸を知らない方が見たら、冒頭の写真は生活感丸出しで、ちょっとびっくりすると思うが、秀丸利用者の私からしても、えーっ、こんなにキッチンのシンクに近いところで開発してるのー、ってかなりびっくりした。写真用にあえて、という可能性もあるが、そうだとしてもこんなところをチョイスするとは、と思ってしまうほどインパクト大な写真。まあ、私も今、シンクに数歩、風呂トイレにも数歩で行けてしまうようなところでキーボード叩いてたりしますけどね。(写真をアップする勇気はない……)

 私がエディタを使い出したのは、WindowsPCを購入してしばらくしてからで、ワードなど重いソフトで文章入力するより遥かに効率的と知り、WZエディタというのを購入し、以来ずっとWZを使ってきた。途中、乗り換えを検討し、いくつかフリーのエディタを試用したが、どうしても手がWZに慣れてしまっていて、使える限り使い続けようとしてきたが、さすがにWindows8になり、何かと不便を感じたので、一念発起して、秀丸に乗り換えることにしたのだった。

 秀丸エディタにはフリーソフト開発者優遇制度があり、昔、フリーソフトを公開していたこともあって、秀丸を無料で使える状態になっていて、一応、メールでやりとりしてOKをいただいてはある。ずっとメインではなく、サブのエディタとして利用していたが、私が勤務したことのあるソフト開発会社では多くの場合、秀丸エディタがインストールされていて、使う機会の多いエディタで、基本機能が網羅されている割にシンプルで必要十分な機能が付いているエディタであり、今も昔も日本におけるWindows開発環境の標準エディタといってもいい位置にあるんじゃないかと思う。

 秀丸は、名前が嫌い、という人もいたりするのだが、記事にあるように、一太郎が念頭にあった可能性、というのは長年の疑問が氷解した気分で。あと、作者が親指シフター、というのも今回の記事で初めて知り、ちょっと親近感が湧いた。

バージョンアップもずっと無料でやってますが、今でもそれなりに新規ユーザーさんに買っていただいてはいるので、まだ当分は食っていけそうな気はします。

 これに関して言うと、私はちょうど一年ほど前、Windows8環境整備中に購入を検討し始め、秀丸エディタ以外にも、ファイラー(秀丸ファイラーClassic)やメーラー(秀丸メール)も使い勝手がよく、「秀丸スーパーライセンスパック」というのがあるのを知り、購入を決断したのだった。

 ファイラーはキーボードベースのがいろいろ出てるが、私には秀丸ファイラーぐらいがちょうどいい。余計なゴテゴテした機能がついてイライラさせられるWindowsのエクスプローラが嫌な方は一度試用してみられるといいだろう。

 秀丸作者のソフトはちょっと素っ気ない感じがあって、好きになれない人が多いのは分からなくはないが、質実剛健で、私は好き嫌い関係なくツールとして優れているので、使っている。私はブログ記事でもツイートでも下書きで軽く書きなぐってからウェブ上で多少修正して投稿、というプロセスで記事などをアップすることが多いのだが、この記事も秀丸のアウトライン機能を使って書いている。余談だが、文章を書く人はワードなどにも付いているアウトライン機能は大変便利なので、使ったことがない方は是非使ってみることをおすすめする。

 秀丸はWindows95時代からずっと第一線で使われ続けているソフトウェアで、今後もバージョンアップが続く限り、私は使い続けていくことになるだろう。というか、せっかく購入したので、バージョンアップは続けていってほしい、っていうのが本音だったりw