車検を受けたが、13年以上経過してて割増になってた

 昨日、車検を受けに行ってきた。かなり老朽化していることは分かっていたが、車を買う、というのは大変エネルギーのいる行為であり、ちょうどタイヤを新調したこともあって、乗り続けることにしたのだった。

 ただ、計算外だったのは、13年以上経過した車の場合、自動車重量税が割増になることで、同様に13年以上になると割増になる自動車税が今年5月時点ではまだ上がってなかったので、まだ大丈夫だと思っていたのだが、この間に13年になってしまっていた、ということなのだろう。(というか、そもそもこうして二重に課税されてる状況がおかしい、といえるのかもしれんが。)

 あと、私の住む滋賀北部は豪雪地帯であり、冬場は凍結防止用に通称「塩カル」(塩化カルシウムの略称。塩化ナトリウムや塩化マグネシウムも使われているらしい)が道路に盛大に撒かれるため、他のところよりもサビが発生しやすい、という難点があり、これも計算に入れておくべきだった。実際、素人の目視でも明らかにサビがひどい部分が何箇所もあり、あと2年何とかだましだまし乗ろうと思っているが、さらに費用が発生する可能性がありそうで頭を抱えている。こんなことなら、適当な中古車に乗り換えるのも手だった、と後悔先立たずの気分に陥っている。

 次の車は嫁さんの希望でマニュアル車にしようと思っているが、今や絶滅危惧種に近い状態らしく、日本ではMT車の割合が1~2%程度で、AT車がほとんどらしい。私は免許取り立ての頃から最初の2台はマニュアル車だったので、今でもマニュアル車の運転は苦にはならないし、むしろマニュアル車の方が好みだが、中古車を買うにしても、選択肢が少ない、というのはよいことではない。

 しかし、逆に言えば、選択肢が少ないということは無駄に悩まなくてもいい、とも言えるかもしれない。選ぶ、というエネルギーのいる行為を省けるので。私は今乗っている車を買ったとき、大変苦労した。この車の前は知り合いのお下がりで、選択の余地がなかったので、ある意味楽だったが、初めて中古車を買おうとして、その選択肢の膨大さに途方にくれた覚えがある。最初に入った中古車販売店で適当に買ってしまおうとしたところ、営業マンの目が「おー、こんな楽な客が世の中に存在するのか!」的な反応をしたため、もうちょっと悩んだ方がいいのか、と考えなおし、車に詳しい人に聞いたりして、車種を絞り込み、県内の中古車販売店をいろいろと見て回ったが、そうなると今度は希望にあうのがなかなかなく、結局、知人の知人を介して車のオークションで購入したのだった。あまり目が肥えすぎるのも考えもん、ということなのだろう。

 今にして思えば。、一度、ああいう経験をしておくと自分的にどの要素が重要なのかがわかってくるので、無駄な経験ではなかったと思えるが、大きな買い物なので、適当に決めるわけにもいかず、次の車検までにまたこの作業が待っているのか、と思うと、ああ面倒くさいなーと正直思う。車を買い換えるのは多くの人にとって楽しいことのようだが、私には苦痛でしかない。誰か適当なマニュアル車を安価に譲ってくれる人いないかなぁ。日本国内なら、旅行がてら取りに行きますので、ご自分でなくても知り合いで誰かおられたら、ご一報いただけたら幸いです(2015年10月3日現在)。