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子供が2ヶ月ぶりに帰ってきた

 先日、妻子が戻ってきた。戻ってきてからだとほとんど時間が取れなくなるので、それまでに家の整理や掃除をしようとしていたが、思ってたよりも早くに戻ってきたため、いろいろと間に合わず、かなり中途半端な状態のまま出迎えることとなった。

 子供とは2ヶ月近くのブランクを経ての再会で、いつものように子供の方は素っ気ないものだったが、徐々に思い出してくれたのか、旧来に戻っていった。

 2歳児の2ヶ月間の成長は身体面では今のところ、気づく箇所はほとんどないのだが、精神面で相当な成長ぶりを見せていて、驚かせてくれた。まず言葉がかなりはっきりと発音出来るようになっていたし、自分の意志も今までは何やら言葉にならない声を上げて訴えていたのだが、ちゃんと「おやつ」「もっと」などと言えるようになっていた。子供が何をぐずっているのか分からず困惑する場面が多かったが、何を訴えようとしているのかわかることが多くなり、今後そういう面では楽になりそう。

 歌のレパートリーが増えているのも驚きだった。前は「キラキラ星」のような歌を歌うことがあったものの、オリジナルの歌詞で何度直しても治らなかったが、ほぼほぼ間違えずに歌えるようになっていたし、多くの曲の歌詞を正しく歌うようになっていた。ただ、まだ覚えきれない部分をごまかして歌うことはあり、そのごまかした方が大人にはおもろくて、和ませてくれる。(例えば、「ぶんぶんぶん、ハチが飛ぶ」の「が飛ぶ」がまだ覚えきれずに「ぶんぶんぶん、ハチハチ~」と言ったりするなど)

 トイレトレーニングは夏から始めるとよいと聞いていて、帰宅後ボチボチ始めようと思っていたが、滞在先で躾けてもらったようで、トイレやおまるにまたがるとオシッコもできるようになっていた。あと、うがいは難しそうだと思ってたが、出来るようになっていた。これらは親子双方に相応の辛抱が必要な作業で、さらに親相手だと甘えたりナメたりするところがあるかもしれず、難航が予想されていたのだが、おかげで楽をさせてもらった。

 今回、改めて思ったのは、子供にとって、親子以外の関係性が他にもあるといろんな点でプラスに働くのではないか、ということで、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあるが、今回、その意味が少し分かったような気もする。今後、社会との関わりが増えてくるだろうが、2歳児のうちにその準備を進められるとよりスムーズに行くものなのかもしれないとちょっと思った。旅先で世話させられる側は大変だろうけど。

 気になるのは、親(私)が甘めなのか、気に入らないことがあると泣いて要求を通そうとすることが多くなったように思う。元々いくらかあったが、感情面で発達してきて「悲しい」感情が溢れてくると泣いてしまうようだ。子供が戻ってからすぐはこちらが出かけるだけで泣くので困ったが、それはなくなりつつある。どうやら帰ってきよる、ということを理解し始めているのではないかと思う。しかし、ごく他愛のないことで泣いてしまうことが多々あり、なるほど、泣く子と地頭には勝てぬ、とはよく言ったもので、こちらも辛抱強くつきあえないことが多くて、要求を聞き入れてしまうことがままあって、今後、改善していかんとあかんなぁ、と思っている。

※冒頭のアイキャッチ画像は、先ほどブロックで子供が作った「作品」。こういうアレンジは今まであまりできなかったが、こういうのが作れるようにもなっていて、かなり驚いているところ。一定期間離れると悪影響もいくらかあるかもしれないが、良い影響の方が多いのか? それとも、単に滞在先の方々の子育ての腕がよいということなのか。