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親がいないところでは子供は遠慮しながらグズるのか

 さて、子供が朝の二度寝タイムに入ったので、育児メモを少し書いておく。

 ここのところ、平日の昼間、私は家にいないので、子供は比較的平静だったが、昨日は一日相手をしてやったところ、またベタベタに戻った。トイレに行こうとしても、泣いて引き止めることがあり、さすがにそういうのまでは対応しないのだが、泣かれたときの対応の仕方がまだよく分からない。

 何か他に楽しげなことに気を取らせると大抵はそちらに熱中し始めるので、最近は楽しみを「小出し」にして、ぐずった時はそういう小さな楽しみで気をそらせるようにしているが、小出し用のストックがなくなることもあり、対応せざるを得ない場合もあるなど、なかなか大変である。

 ついこの間、2歳ぐらいの子供を一時預かった人の経験を聞いたのだが、その子はその人にとっては甥っ子であり、よく懐いてはいるのだが、やはり親に対してのグズリ方とは違う、いくらか「遠慮した」グズリ方をしていた、とのことだった。ちょうど、うちの子供も長く両親の元を離れていたが、そういう遠慮をせざるを得なかったのかも、とも思い、しばらくは好きにぐずらせてやろうと思っている。

 もっとも、それなりに「躾」をしていく必要もあるので、少しずつ厳しいこともゆうていくことになるだろうが。

 一歳児なんてまだまだ何も分かってないだろう、と思っていたが、こちらの言うことをこちらが思っている以上に理解している可能性があるようで、あまり下手なことは言わない方がいいようだ。まだ親が理解できるような意味のある発語は10種類程度にすぎず、二語文などはまだまだ先の話だろうが、理解できる言葉はごくごく適当に言ってだが、リアクションから想像するに100はもう超えているように思う。昨日は、「これを探してきて」とその物の絵を指差しながらいってみたところ、やや戸惑いつつも探しに行ったので、ちょっと驚いたものだ。

 子育てについての掲示板などをウェブ・サーフィングしていると、いつしか我が子の自閉症や発達障害を心配する書き込みが相当数あることに気づくことになる。私自身、子供一般についてよく知らないこともあり、自分の子供がそういう気があるのかあまり関心もなかったが、あまりにそういうのが目につくので、「自閉症 特徴」などで調べるとうちの子供にもよくよく当てはまる事柄もあることに気づき、ちょっと焦った。

 もっとも、こういうのは得てして誰にでも当てはまるようなことも含めて書かれていて、血液型と性格を絡めるような言説同様、あまり気にしない方がいいだろうとすぐに思い直した。

 高齢の父親の子供はいくらかなりやすい、というようなことはあるようであるが、だからといって診断される前から取り越し苦労をしても仕方がないし、そのような診断をされたとしても、そのときから注意事項に気をつけて暮らしていけばよいわけなので、今は基本的には気にしないようにしている。

 子育ての苦労は「オムツ替え」とか「食事の世話」とかいろいろ大変だろうなぁ、と昔は多分思っていたはずだが、実際のところ、そういうのはもう日常に組み込まれていて、大して大変だとは思わない。むしろ、何度か書いてるが、情報が多すぎて判断に迷うことがよくある、ということの方が大変だったりする。かといって昨日まではOKだったことがNGになったりすることもよくある現代にあって情報を遮断するわけにもいかず、今後も情報に振り回されることになるだろうが、そういう経験をへることで、少しずつ自分たちの方針が見えてくる、という効果もあるので、ぼちぼちと情報も追える程度のゆとりを持ちつつ暮らしていきたいところだが、実際のところ、諸事情あってなかなか大変である。