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MySQLとかPHPとか

 昨日、今日でプロフィールやギャラリーなどWordPressいうところの「固定ページ」を作成した。ブログは日々どんどん流れていくものであるが、それ以外に主に初めて訪問する方向けに基本的なサイトに関する情報があると便利で、固定ページではそういうのが簡単に作れる。もちろん無料ブログでもそういう欄はあるのだが、WordPressなどのCMSを使うとその辺り、自分の好きな形で作ることが出来るので、多少の不満はあれど、まあまあ融通がきくのがいいところ。

 CMSとは「コンテンツ・マネージメント・システム」のことで、私も社内システムを社員に念入りに聞き取りをして、組み上げたことがある。ある程度、ひな形があるものに、外部システムとして組み込む形だったが、そのカスタマイズ部分はほぼオリジナルで、特に気を使ったのがデータベース内で様々な情報が格納されるテーブル設計だった。今だとNoSQLとかリレーショナルじゃないデータベースが出てきているが、やはり、まだまだリレーショナルなデータベースRDBMSの出番は多く、一意制約とか外部キー制約とかの仕組みは窮屈ではあるが、PG側でチェックするのは限界があり、これは大変便利ではあるので、RDBMSはそう簡単にはなくならないだろう。

 そういえば、Oracle傘下となったMySQLに未来はあるのか、と常々疑問に思っているのだが、世界で使われているCMSの結構大きなパーセンテージを占めるWordPressでもがっつりとMySQLが組み込まれていて、まだまだこのあたりは悲観する必要はないと見ていいのかどうか。オラクルとしてはMySQLの勢いを止めるとオラクルのデータベースの売上が伸びる、というような単純な話ではないのかもしれないが、基本的なところはそうなんじゃないかと私は見ている。しかし、オラクルでは相当入り組んだSQLもたいていはさくさく処理してくれるし、ストアドパッケージがなく、サブクエリーの書き方で速度が遅くなったりするMySQLでは、翌朝までに夜間バッチを終わらせてくれないと業務に多大な支障をきたすような現場などでの導入には二の足を踏むものなのかもしれない。そういうガチガチに堅固なシステムが要求されるところでは、MySQLはオラクルの競合候補にも上がらない、ということなんだろうか。

 そういえば、オラクルはIBMを抜いてマイクロソフトに次ぐ世界第2位のソフトウェアメーカーとなった、という記事がちょっと前に出ていた。
ソフトウェア市場でOracleがIBMを抜き2位に、Salesforceが10位にランクイン

 というわけで、十分使い物になるところでは、使えるうちは使う、というのが、このやたらと流れの早い昨今の状況での正しいふるまいなのだとしてみれば、もし使いにくくなったら、また別の便利なやつが出てるはずなので、それを使えばいい、というだけのことといえるのかも。

 MySQLはWordPressのデータベースを担当しているのだが、言語の方はPHPであり、エッジの効いた人たちが使うRubyとかではないというのもこれだけ普及している理由の一つだったりはしないんだろうか。PHPはいくらでもずぼらに書けるところがあり、私のような素養もなくPGやってるなんちゃってな二流プログラマにはぴったりだったりw 私はRubyコミュニティの何だか妙に排他的な臭いが好きになれなくて、勉強すらしたことがないのだが、東京とかだとRuby案件がわんさかあるんだろうか。正直、あれこれ言語に手を出している時間はもはや私にはないので、こうして田舎で適当に食っていく分にはPHPとその他諸々で十分で、またそれだけでも手一杯だったりするのが実情で。

 ほんで結局、PHP、Ruby、Pythonのうち10年後もバリバリ使われているのはどの言語なんだろう。Pythonはなぜか手を出してみようという気になっているのだが、必要に迫られない限りはなかなか着手は出来ないだろうな。