ザポロージェの街の建築を散策するプログラムがあったので、散歩がてら参加しました。一様に見えるソ連建築ですが、よく見るといろいろと特徴があるもので、興味深いものです。


各地でウクライナ国旗を窓に掲げている方がたくさんいました。


アパートの窓の上に菊の御紋のようなのがあったが、何か意味があるのだろうか。

ウクライナでは建物の一階部分の窓は田舎でも都市部でもたいてい鉄格子的なので守られているが、ここまでしてるのはあまり見かけない。倉庫か何かにしたのだろうか。

ほとんど人間を襲うことはないが、ちょうどこの散策時、縄張りを荒らした犬に対して、複数の犬が威嚇し、追い払う、という現場に出くわした。



貧富の差が激しく、ゴミ漁りをする人は時々見かける。


子供が模造銃で遊んでいた。銃のことはさっぱりわからんが、これってライフル銃の模造品だろうか。日本だとせいぜい拳銃のモデルガンぐらいしかないように思うが、日本が平和なのか。

地震国ニッポンから見ると怖いが大丈夫なのか



アパートの前のベンチというと、たいていお年寄りたちが座っておしゃべりしているものなのだが、ここの出入口ではそういう交流がないということか。

ロシア語勉強したての頃、двор(dvor)という単語が時々出てきて、訳語に「中庭」とあるのだが、なんかいまいち想像できなかった。こういう風に旧ソ連圏の団地にはたいてい木々とベンチがある空間がある。

こんな感じで石を配置して愛でる文化はあまりないように思うが、この中庭にはこんなのがあった。

こんな感じで物干し台が固定されているもあまり見ないような。いや、気づかないだけであちこちにあったかな。



駐車禁止とロシア語で書いてある。ウクライナの都市部では公共スペースの駐車場が整備されてなくて、カオスになっているのを時々みかける。

珍しく日本円のレートがあるが、売買価格が倍も違ってる。ザポロージェでの日本円での両替の需要はほとんどないと思うので、扱っていない可能性が高そうだが、このレートなら替えてもいいと思わせる。多分、長らく変えていないのだと思われるが。初めてウクライナに来た時は1フリヴニャ25円ぐらいで計算が面倒だったが、今や8円台で1/3になってしまった。だいたい10円ぐらいで計算できるので、便利ではあるが。。。


ダムを近くで展望できるところがあって、何人かで撮影していたところ、警官が飛んできて、橋や発電所の撮影は禁止だと告げられた。警官によっては、SDカードを取り上げてしまう場合もあるようなので、従うべし。私は外国人なので、李下に冠を正さず、ではないが、現地の人以上にこういうのには慎重に対応するように心がけてはいる。

キエフとかではたいていはウクライナ語表記だが、ここではロシア語表記になっている。概ね、こういう生活密着型の商売の看板はロシア語表記、より公用に近い場合はウクライナ語表記になってるような気がする。ちなみにザポロージェの街中ではほとんどウクライナ語を聞くことはなかったが、当地で見たコサックの馬劇場ではウクライナ語で話されていた。

「麻薬中毒? アルコール中毒? 無料相談」とある。ウクライナではいずれも深刻な問題となっている。

倒されないための予防のためばかりではないんだろうけど、もうそういう風にしか見えなくなってきた……。

ソ連崩壊から20年以上経つが、こういうのもまだまだ残っている。