ウクライナの生活の知恵「どのようにして放射能から身を守るか」

 先ほどの記事「チェルノブイリ森林火災の原因(続き)」の続きです。

 先ほどの記事の中で「どのようにして放射能から身を守るか」という記述があったので、訳しておきます。何かの折りに役立つかもしれません。役立つような事態にならないことを祈るばかりですが。


  • 外出するときは手持ちの服の中で最も色の薄い服を着てください。そして、帰宅時にはそれをすぐに洗います。帽子をかぶるとなおよいです。
  • 一日に数回、床を水拭きしてください。掃除機は使わない方がいいです。出来るだけ窓を開けないようにし、エアコンも使わないようにしてください。
  • 水を多めに飲んでください。食事中、赤ワインを飲むのもよいでしょう。赤ワインは放射能から人体の細胞を守る効果があります。
  • キノコ、キャベツ、魚、豚肉、人参、ビーツなど、放射能を多く蓄積する傾向のある食物は食べないようにしてください。
  • 放射能防護という観点から目・喉の洗浄を一日に二度行うとさらによいです。目を潤す目薬を差し、薄めた食塩水かソーダ水でうがいをするとよいでしょう。

 もしかしたら、放射能リテラシーの高い方からすると、根拠の薄いように感じられる記述があるかもしれませんが、当地での経験知ではないかと私は思っています。福島事故直後、味噌がいい、という話に対し、横槍を入れる人もいたようですが、味噌を一日に多食することは常識的に考えてありえないわけで、味噌を毎日食べても有害なわけはなく、原爆の被爆者の経験知から来ているものであって、むやみやたらと科学の名で断罪するのでなく、そうした知恵を尊重する態度があってしかるべきではないかと愚考する次第であります。


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