「育児」カテゴリーアーカイブ

子供が咳き込んだ勢いで吐いてしまうことがあるので、受診してきた

 今日は1歳の子供と二人で留守番。といいつつ、先々週風邪を引いて以来ずっと鼻水と咳が治まらず、時々咳き込んだ勢いで吐いてしまうこともあり、午前中はこの前も診察してもらった医師の元へ。予約がうまくいかず、2時間半待ちになってしまい、一旦帰るにはうちは山の中で遠すぎるので、せっかく「下山」してることもあり、普段行かないところに行ってみることにして、近くの図書館に行くことにした。

 多分、子供と図書館に来るのは初めて。絵本の読み聞かせは時々はいただきものの絵本でやってるが、図書館はもう目移りするほど本があり、小さな図書館だが、なんだか途方に暮れてしまった。

 子供はまだ1歳で言葉がちゃんと理解できてないため、ごく単純な絵本がいいのだが、家にあるいただきものの絵本はもっと年長さん向けのが多く、いつも自分なりにアレンジしながら対応している。子供は子供で絵本の絵自体で楽しんでいる面もあるようなので、適当に読み飛ばしながら一緒に読んでいる。絵本に詳しい人によると、ちゃんとものと言葉の対応を理解させた方がいいみたいではあるが。。。

 図書館には靴を脱いで上がり込むスペースがあって、いくらか年上の子がちらほらと出たり入ったりしていたが、保育園とかには行っていないため、他の子を叩いたりしないか横目で眺めつつ、私は私で図書館の本をつい読んでしまったり。3歳ぐらいまでは子供同士で遊ぶことはできない、という記述をよく目にするが、一応、物の受け渡しなどをやりあってたりして、それはそれでコミュニケーションが成り立ってるといえそうな気がするのだが。

 などしてるうち、時間になり、医院に戻り、診察を受ける。痰を出しやすくする飲み薬と24時間の貼り薬「ホクナリンテープ」というのを処方してもらう。とにかく、今、食べさせても吐いてしまう可能性があり、食事させるのに気を遣っているのたが、これで快方に向かってくれるといいんだが。夜中も、ちょうど数ヶ月ぐらいのとき、鼻呼吸がうまく出来ず苦しそうにしてることがあったが、今もそんな感じになることがあり、「ママ鼻水トッテ」とかで取ろうとしても、強烈に嫌がるので、難儀している。今回の処方でこういうのもついでになんとかなってくれるといいのだが。

 しかし、鼻水をティッシュやガーゼなどで拭われるのも、ものすごく嫌がるのだが、何でなんだろう。鼻が通り、鼻周辺がすっきりするから気持ちよくなるのになぁ。今やティッシュを見ただけで前もって、手で拭ったりする知恵をつけてしまったのだが、そんなに嫌なものなのか。といいつつ、私に抱きついてきた瞬間に鼻水を服になすりつけたりもするので油断がならない。子供が親の嫌がることをして、ニターとする、というのを聞いてたが、1歳からするものだとは思わなかった。もしかして、なめられてる? 威厳ある父親タイプじゃないからなぁ。。。

子どもの玩具「リズムいっぱいマジカルバンド」を分解・組立したときのメモ

 結局、子どもの熱は一晩経ってもまったく引く様子はなく、ますます熱くなっているように感じたので、医師の診察を受けに行ってきた。原因はわからないものの、風邪の可能性はあるだろうとのことで、様子見中。まだ微熱はあるものの、いくらか元気を取り戻していて、徐々に見かけ上は平常に近づいてはいる。食欲もずっとなかったが、今日あたりからそこそこ食べられている模様。ただ、まだハスキーボイスなのが気になるところだが。

 さて、高熱を出した日に子どもが電子音の鳴るおもちゃに嘔吐したため、難儀した話を書いてみます。

 最近のおもちゃは電子音がそれなりの音質で鳴るようになっていて、曲目も結構多く入っていたりする。今回、子どもが吐いてしまったのは「リズム遊びいっぱいマジカルバンド」というもので、 上部が太鼓のようになっていて、叩くと音がなる仕掛けになっているのだが、その太鼓のふちの隙間部分に子どもの吐いた液体が毛細管現象で奥にまで入り込んでしまって、ティッシュでこよりを作ったりして吸い取ろうにも取れず、といって、そのままにしておくことも出来ず、分解することにしたのでした。

 ざっと見たところ、ビスを幾つか外せば行けそうだ、と見切り発車的に始めてしまったのが間違いで、このビスを外すにはこれを外して……などしているうちに、結局、ほとんどすべてのビスをはずす羽目に。まずいことに分解してすぐならよかったが、時間を置いてから組立ることになり、こういう時、あまりこうした作業が得意ではない私は分解時に写真を撮るようにするのだが、初めの見立てで簡単だと思ってしまったため、一枚も写真を撮ってなかったのだった。

 プログラムのバグ取りの時に、ここら辺を集中的にケアしたら何とかなりそうだ、という見立てで見切り発車的に始めてしまうことがあるが(いや、これよくないんですけど。。。)、それでいけることもあるものの、改修中に次から次へと重大な見落としがあることが発覚し、急がば回れで、最初からしっかり調査してから事に当たればいいのに、自分の直感を信じてしまい、なかなか自分のミスは認めたくないので引き返せない、なんてことがある。今回のはそれと似てるなぁ、と感じ入った次第。

 というわけで、一応、組み立て時に写真を撮っておいたので、メモとしてあげておきます。ポイントは太鼓に当たる白い蓋の方向が決まっていることで、スイッチの部分にうまく当たるような位置に持っていく必要があります。

マジカルバンド1
この方向で置きます。3点の穴の間の距離は同じに見えますが、微妙に違います。
マジカルバンド2
上部に2点出っ張りがあるので、そこを耳に合わせて置きます。
マジカルバンド3
ビスは小さめ・長め・その中間の3種類あります。ほどんどが中間の大きさのものです。
マジカルバンド4
横の固定部分を取り付けます。
マジカルバンド5
センサーボタンを順に取り付けます。これもケーブルの長さが違うので、遠いのには長いのをつけます。
マジカルバンド6
このスイッチも方向があるので、慎重に取り付ける。
マジカルバンド7
長いビスはこの写真上部の扇型部分の両端で使います。
マジカルバンド8
無事組立できました

 ついでに、この玩具のレビューをしておくと、使い始めて一番びっくりさせられるのは、カムジー先生なる男性の地声がそのまま収録されている曲、というか音がいくつもあることでしょう。子どもがヘビーローテーションでこのおもちゃの音楽をかけまくるのですが、その男性の声が部屋に流れるとちょっと変な空気になります。慣れとは怖いもので、もう気にならなくなりましたが。あと、太鼓の部分は実際のところ、うちの子どもはあまり叩きませんし、付属の4つの楽器もあまり使われていません。賑やかな見栄えではありますが、実際には「スイッチを押すと音のなるおもちゃ」以上の使われ方は、うちではなされていません。しかし、音自体は電子音とはいえ、私のような素人耳には十分よい音で、子どもも音楽の部分は気に入っているようで、よく音に合わせて踊っています。作りも頑丈で割りと乱暴に扱われながら数ヶ月経ちましたが、今のところ、壊れた部分はありません。上記の問題はありますが、1歳ぐらいの子の誕生日プレゼントにはいいと思います。

うちの息子、初めての高熱

 「別居中」だった嫁さんと1歳ちょいの息子が帰ってきました。いや、別に不仲だったとかそんなんじゃありませんが。2ヶ月ぶりぐらいだったためか、出迎えた時の表情は固く、しかし、こちらが気になる様子で何度も振り返って凝視されたりしたのだが、すぐに思い出してくれたようで、以前のように振る舞うようになった。

 今朝はゴミ出しついでに、最近あまりこけずに安定して歩けるようになった子どもと一緒に朝の散歩。ゴミ出しのとき、忙しい朝の時間なので、だいたい走っていくことが多く、時間はさほどかからないのだが、よちよち歩きの子どもと一緒だと当然子どもはあっちこっち見回して立ち止まったり、急にUターンして反対方向に行ったりして、普段の何倍も時間がかかってしまった。しかし、鳥が飛んだらそちらを向き、蝶が舞えばそちらを向き、U字溝を流れる水を眺め・・・、こちらは大人になり、もうそうした「当たり前の情景」に気を止めなくなってしまって長いが、この子にとってはすべてが新鮮なんだなぁ、と改めて子どもの視点のおかげで事物を新鮮に見ることが出来る事に気づいたのだった。

 親に似ず、今のところは比較的丈夫な子のようなのだが、今日の昼頃、仕事中に39度近く熱があるとの知らせを受け、今朝はあんなに元気だったのに、と子どもの急な発熱は話は聞いていたが、実際に目の当たりにするとちょっとうろたえてしまった。

 受診すべきか迷ったが、いろいろ読むと、乳幼児の発熱はそれ自体は恐れることはない場合がほとんどで、ひとまず一晩は様子を見よう、ということになり、今も時々額に手をやったりしながら、いつになく元気のない様子の子どもを見守っているところ。

 昨日あたりから、急に寒くなり、子どもの手足が冷たくなっていたのだが、子どもなので、大丈夫だろうと甘く見たのがまずかったか、風邪を引いたのだろう、というのが、我々親の見立てで、このまま大事なく回復することを願っている。

自営業者に育児休業制度を!

 新しい年度となった。年度内契約が出来ない可能性もあったが、なんとか今日から働ける状態になっている。

 個人事業主になって、もう10年以上になるが、安定とは程遠い労働形態であり、いつ食えなくなってもおかしくはない状態が常時続いているので、常に「追われている」感覚が消えることはない。老後の年金などに期待はまったく出来ないので、この状態が一生続くのは覚悟の上である。ただ、人生計画として、妻子を養う予定がなかったこともあり、大きく軌道修正しなくてはならない事態となり、今後20年なんとか食べさせていくだけの収入を保持し続けることが私の目下の最大の関心事となっている。(もちろん、ここのところ最大の関心事であったチェルノブイリや福島のことも常に念頭にはありますがね……)。

 こういう立場になって、つくづく感じるのが、今の日本が会社などの組織に所属して収入を得る、という労働スタイルを前提として多くのことが組み立てられている、ということで、自営業者には育児休業もなければ、産前産後の休暇もないし、保育園も多様な働き方に対応した制度設計になっているとはとても思えない。

 少子化対策らしきものがいろいろとなされているが、効果をあげている気配はない。結局、基本制度設計からして、実態に即していないわけで、根本的なところに手を付ける時に来ているのではないか。こうした制度に通じていないので、思いつきで書くが、例えば、自営業者でも一定の枠内で直近3年の平均年収に近い金額を給付するとかしたらどうか。仄聞するところでは、ヨーロッパではこれに近いことがなされているらしい。

 借金だらけの日本にそんな新たな支出をする余裕はない、という意見はあるだろうが、これほどの急激な少子化があらゆる階層・年齢層にとって、よくないことだという共通認識はあるはずであり、子育て世代の「マインド」に大いに訴える方策を打ち出さないとこの流れは変わらないだろう。先日、3人目の子供を産んだ世帯への優遇策が出ていたが、この程度で産もうという気になる人が増えるとはとても思えない。

「子供3人以上の世帯」負担軽減へ 結婚支援策も盛り込み 少子化対策大綱を閣議決定

 今、政治力を持つ世代の子育て環境と、現行世代の子育て環境はまるで違うし、当面、高齢者の人口に占める割合がまだまだ高まっていく局面で極端に子育て世代向けの施策がなされる、というのは望み薄ではあるだろうが、それでもせめて声ぐらいはあげていかんとあかんなと思いつつ、日々の生活にまぎれて、なかなかそれすら大変というのも現実ではあり……。

育児マンガ・吉田戦車「まんが親」

 某ブック**で育児本コーナーを眺めてて、うーん、おっさん向けの本ってなかなかないもんなんやなぁ、と思って、店内をひと通りぐるっと回って、普段は行かない漫画コーナーに行くと、吉田戦車著「まんが親2」というのがあり、面白そうなので、買って読んでみた。

 氏の奥さんは私がファンである伊藤理佐であり、二人の日常が吉田戦車独特の世界観そのままに描かれてて、続きを今後も読み続けることになりそう。ここ数年マンガはほとんど読めてなくて、その存在をうかつにも知らなかったのだが、奥さん側視点の育児マンガ「おかあさんの扉」というのもあるようなので、そちらも読んでいくことになりそう。

 伊藤理佐のマンガは、一言で言うと「下品」ということになってしまうのだが、それだけに収まりきらない、ツボをつく笑いがあって、最初期のを除くとほとんど私的にははずれがない。代表作は「おるちゅばんエビちゅ」ということになるのだろうが、「やっちまったよ一戸建て!!」とかも、とても面白い。余計なお世話だが、このマンガを書かれた当初は独身だったため「一人用一軒家」を建てられたのだが、結婚されて、その後どうなってるんだろうか。

 ちなみに、「えびちゅ」は私の知るウクライナの大学の日本語学科の学生さんも好きでネットで見てたらしく、ワールドワイドに人気があるようで。

 ところで、「まんが親」にはほぼお二人そのままであると思われる東京住まいの漫画家夫妻が出てくるが、放射能の話題が何度か出てくる。原発事故のせいで子供に砂場で遊ばせることが出来ないという件(あとがきによると、公園デビューが済み、砂場遊びも解禁されたとのこと)、また、旅行先の長崎の平和公園でのシーンではこんなセリフが出てくる。

「…東北や関東の食べ物応援したいし、食べてるけどさ…」「東京あたりに住んでる人間がこんなこと言って申し訳ないけど…」「なんかすごく楽…放射能のこと考えなくていいの…」

 対する夫たる人物は、泥酔して帰宅した奥さんが母乳を与えようとした時に以下のようなセリフを言う。

「日頃、放射性物質がどーした基準値がこーしたうるさいくせに!」「その酒乳のほうがよっぽど子供の体に悪いわ!」

 私の子供が生まれたのは約1年前だったが、原発事故当時に妊娠中だった方、子育て中だった方は、それはそれは様々な情報に錯綜され続けたことだろう。そして、今も現在進行形で心配され続けているんだろうと思う。

 その後、様々な実測データは出てきているが、多分、データを示されても、親というのは、子供の安全ということにかけては99%を99.9%に出来るなら、その99.9%を選んでしまう生き物なのであり、それに対し、外から「正しく怖がれ」などと言われても、その態度を翻すことはできないのであろう。

 原発事故から4年目、まだまだ原発事故が収束したとはいえない状況が続いている。そして、福島の農家さんの声も直に聞いたことがあるので、その努力や悔しさは知っているつもりで、応援したい気持ちもある。遠くにいて、出来る事は限られているが、引き続き、関心を持ち続けていきたい。