WordPressで1ページ内に全記事タイトル一覧を表示する方法

 WordPressで全記事一覧を表示する方法は出ていたが、1ページ内に表示するやり方を書いたサイトを見つけられなかったので、自作してみました。いくつも参考にしたサイトはありますが、こちらのカテゴリごとの記事一覧をWP_Queryで表示する【WordPress】というページが一番役に立ちました。

 カテゴリー順は当初、文字コード順となってましたが、それではあんまりなので、投稿数順にひとまずしておきました。本当はカテゴリー順を決められるといいんですけど、WordPressでは標準機能でカテゴリー順を設定するやり方がないみたいなんで。

 こんな感じになりました。「カテゴリー別全記事一覧」(もう少し工夫の余地はありそうですが……)。

 具体的なやり方としては、以下の流れになります。

  1. 子テーマ用のフォルダを作成
  2. 子テーマ用のstyle.cssとfunctions.phpを作成し、上で作ったフォルダにftpで転送
  3. 子テーマを有効化
  4. 全記事一覧用のphpを子テーマ用のフォルダにftpで転送
  5. WordPress管理画面で固定ページ・新規作成を開く
  6. 「カテゴリー別全記事一覧」など適当なタイトルをつける
  7. テンプレートで「titles_by_category」を選び、公開ボタンを押す

 子テーマや固定ページでのテンプレートの使い方は各自、ググるなどして調べてみてください。

 ”titles_by_category.php”をそのまま使いたい方は以下にzip圧縮したものを置いておきました。

titles_by_category.zip

 中身を以下に掲載しておきます。

<?php
/**
 * Template Name: titles_by_category
 *
 * The template for displaying all post titles by category in a page
 * arranged from page.php by Yoshiro Miyagoshi
 *
 * @package WordPress
 * @subpackage Twenty_Fourteen
 */

get_header(); ?>

<div id="main-content" class="main-content">
    <div id="primary" class="content-area">
        <div id="content" class="site-content" role="main">
            <header class="entry-header"><h1 class="entry-title">カテゴリー別全記事一覧</h1></header>
            <hr />
            <div class="entry-content">
<?php
//    $categories = get_categories();
    $catargs = array(
        //投稿数の多い順
        'orderby' => 'count',
        'order' => 'desc'
    );
    $categories = get_categories($catargs);
    foreach( $categories as $category ):
        $str = '
                <h2><a href=';
        $str .= get_category_link( $category->term_id ) .'>'. $category->cat_name;
        $str .= '</a></h2>';
        $str .= '
                <ul>';
        $args = array(
            'cat' => $category->cat_ID,
            'posts_per_page' => -1
        );
        $query = new WP_Query( $args );
        if ( $query ->have_posts() ) :
            while ( $query ->have_posts() ) :
                $query ->the_post();
                $title = get_the_title();
                $str .= '
                    <li><a href="'. get_permalink() .'">'. $title .'</a></li>';
            endwhile;
        endif;
        wp_reset_query();
        $strFinal .= $str . '
                </ul>';
    endforeach;
    
    echo $strFinal;
?>

            </div><!-- #entry-content -->
        </div><!-- #content -->
    </div><!-- #primary -->
    <?php get_sidebar( 'content' ); ?>
</div><!-- #main-content -->

<?php
get_sidebar();
get_footer();

WordPressでブログ記事をすべて一覧できるページを作ってみた

 個人ブログを見ていて、この人おもろいな、と思った時に、その人が書いたブログ記事がすべて一覧で表示されているページがあるといろいろ有益なんじゃないか、と前から思っていた。WordPressではないが、fc2ブログでそういうページがあるのを以前知り、なるほど、記事タイトルを一覧するだけでその人の関心事が浮き上がってくるし、その人のブームのようなのも見えてくるので、興味深いページになると思う。

 ただ、私と同意見の人はあまりいないようで、SEO的にもおいしくないのか、あまり「全記事一覧」について書かれているサイトはなかった。昔風の自分でhtmlをゴリゴリ書いてたような人のサイトだとそういうページはあるものだが、最近のCMS全盛の時代にふさわしくないのだろうか。

 私があるといいと思うのは、1ページ内ですべての記事を表示するページ。一日にいくつも記事が書かれるようなサイトだとちょっとあまりに縦に長くなりすぎて複数ページにわけるなどの工夫が必要になってくるだろうが、今の私程度の更新数だと投稿数はしれているので、1ページでも十分表示可能な範囲に収まる。

 というわけで、WordPressでの実現方法を調べてみたのだが、私のほしい「1ページに全記事タイトル一覧を表示する」ための方法というのが書いてなかったので、あちこちの記事で知った方法をつなぎあわせながら、作成してみたのがこちらの「カテゴリー別全記事一覧」。

 もっといろいろ工夫の余地がありそうだが、ひとまず最低限は実現出来ているので、公開しておきます。

 WordPressで1ページ内に全記事一覧を表示する手軽なやり方は見つけられなかったので、次の記事で具体的なやり方をメモがてら書いておきます。

 ちなみにfc2では2013年時点で記事一覧が100件に限定されたようだ。こちらの「記事一覧の表示数」で一覧できる表示数をユーザーが指定できるよう、リクエストがでている。コメントで「titlelistはFC2blogのキラーファンクション。全て一覧出来てこそ意味があったのに」とあり、一部のユーザーにとってはやはり全記事一覧は意味がある、ってことなんかも。

WordPressで子テーマから親テーマ呼び出しに使ってた@importが非推奨になってた

 先日からWordPressのカスタマイズに着手し始めたのだが、度重なる子供からのインタラプト要求に対応しながらとなり、中断が重なって、あまり思うようには進められていない。もうすぐ子供とお別れ状態に入るため、子供との時間は大事にしたいので、毎回面倒と思う場合でも対応しているのだが……。

 というわけで、まずはざっと基本をおさらいしつつ、以前直した部分が反映されていない件の調査を始めることにした。

 結果からいうと、子テーマを選択し直したら一発で治った。以前、挙動がおかしくなった時に、テーマを選択し直したことがあって、その時に不用意に親テーマである「Twenty Fourteen」の方を選択して、そのままにしてしまったことが原因。多分こういうしょうもないことだと思ってたが、やっぱりしょうもなかった。子テーマのことは頭に入っていたが、普段更新作業だけで手一杯で、少しずつでも触り続けないと忘れてしまうな。

 改めて子テーマについて調べてみたところ、Codexの子テーマ欄に以下のような記述があった。

以前は @import: を使用して親テーマのスタイルシートをインポートしていましたが、これはもはや良い方法ではありませんので注意してください。親テーマのスタイルシートをキューに入れる正しい方法は、子テーマの functions.php で wp_enqueue_script()を使用する方法です。したがって子テーマには functions.php を作成する必要があります。

 importが定番のやり方っぽかったので、私も使ってたが、「もはや良い方法ではない」なんてことになってるとは知らんかった。というわけで、さっそく公式が勧めるやり方に変更。やり方もまんま公式に書いてあるので、その通りやったら出来た。

 しかし、「もはや良い方法ではない」とか、かなりなno longerの直訳調だな、と思って英語版見てみたら、やっぱり “using @import: this is no longer best practice” とあった。私は直訳調、個人的には好きですけどね。日本語に面白い表現をもたらしてくれるんで。

(WordPressカスタマイズ話つづく)