同じ記事で、春になると無許可でチェルノブイリの立入禁止区域内に侵入してくる「ストーカー」が増え、犯人がそうしたストーカーの中にいる可能性も指摘されている。ここでいう「ストーカー」とは、つきまとい行為をする人、という意味ではなく、タルコフスキー映画の「ストーカー」と同じ「道先案内人」のこと。ウクライナ発のゲーム『S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』の影響で若い人の間にチェルノブイリ詣でをする人が増えた。
元はこちらの「Of Disasters and Dragon Kings: A Statistical Analysis of Nuclear Power Incidents & Accidents」という論文のようだが、詳しくPDFまで読めていないので、記事からざっと紹介すると、チューリッヒ工科大学とデンマークのオーフス大学の科学者が1946年以降の世界中の原発で発生した事故を解析し、IAEAの国際原子力事象評価尺度とは別に独自基準で事故を評価した結果、今後50年のうちに福島第一原発事故級の事故が発生、さらに27年でチェルノブイリ原発事故級、10年でスリーマイル島原発事故級の事故が発生すると推定した。
PDFから該当部分だけコピペしておきます。興味ある方は原典をあたってください。
(Damage順。Damageとは”damage in MM 2013USD”とのことだが、2013年USドル換算ってことか? ご存知の方おられたら、ご教示ください。)
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2011-03-11 Fukushima Prefecture, Japan 166088.7 7 7.5
1986-04-26 Chernobyl, Kiev, Ukraine 32078.5 7 8.0
1995-12-08 Tsuruga, Japan 15500.0 NA NA
1957-09-11 Rocky Flats, USA 8189.0 5 5.2
1955-03-25 Sellafield, UK 4400.0 4 4.3
1977-01-01 Beloyarsk, USSR 3500.0 5 NA
1955-07-14 Sellafield, UK 2900.0 3 -2.4
1979-03-28 Three Mile Island, Pennsylvania, USA 2773.4 5 7.9
1969-10-12 Sellafield, UK 2500.0 4 2.3
1957-09-29 Kyshtym, Chelyabinsk, Soviet Union 2351.4 6 7.3
1985-03-09 Athens, Alabama, USA 2114.3 NA NA
1977-02-22 Jaslovske Bohunice, Czechoslovakia 1964.5 4 NA
1968-05-01 Sellafield, UK 1900.0 4 4.0
1955-11-29 Idaho Falls, Idaho, United States 1500.0 4 NA
1971-03-19 Sellafield, UK 1330.0 3 3.2