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ヨーロッパ(スペイン)でレンタカーを借りる時に気をつけること ~MT(マニュアル)車かAT(オートマ)車か~

 今回、スペイン滞在時にレンタカーを借りたので、その時に感じたことなどをメモしておきます。

 旅行前に少し調べておいたのだが、「左ハンドル右側通行」以外にも、以下の様な注意点があることが分かった。

・ヨーロッパではマニュアル車がメインでオートマ車は数が少なく、AT車のレンタル料はMT車の倍近くする。
・ラウンドアバウト(ロータリー交差点)の入り方について、事前によく理解しておく(「左から来る車優先」と覚える)。
・交差点に歩行者専用の信号があり、右折・左折後にその信号が赤になっていたら、停止しなくてはならない。(日本の通常の感覚だと停止せずに進んでしまう)

 他に、旧市街地は道が細いので、通らない方が無難、とか、縦列駐車が多いが、ギリギリに停めてあり、真似が出来るものではないので、やめた方が無難、などなど、注意点は少なくはない。

 私が一番悩んだのは、マニュアル車にするかオートマ車にするか、ということだった。一応、アメリカやギリシャで運転したことはあったが、いずれもオートマ車で、日本で普段使用している車もオートマで、マニュアル車は免許取得後から10年程度は乗っていたが、その後はオートマ車ばかり乗っているので、果たして、どれほど身体が覚えているか、不安だった。一応、近所で軽トラの運転はしたことはあり、普通に運転できていたので、意外にあっさりと乗れてしまうだろうと考えてはいたが、それでも注意点の多い海外での運転であり、また、妻子も乗せることになるので、無難にオートマ車にしたいところだが、倍もお金をとられるのは嫌だなぁ、でも安全も重要だしなぁ、と心は揺れに揺れていたのである(笑)。

 結局、バルセロナで初めて借りた時はオートマ車に、アンダルシアで借りた時はマニュアル車、ということになった。

 バルセロナでは年末年始に当ってしまったため、こちらの希望がほとんど通らず、時間はこちらの希望の数時間後、かつ、インターメディエイト(コンパクトカーのひとつ上)のクラスのマニュアル車しかない、などと言われ、いろんな都合上、仕方なくOKしたのだが、やって来たのはオートマ車だったのだった。なんとアバウトな国民性!

 アンダルシアを回るために訪れたジブラルタルのレンタカー事務所では、オートマ車は一台もない、と言われ、選択の余地なく、マニュアル車となった。一応、バルセロナである程度、ヨーロッパの交通ルールに慣れていて、マニュアル車でもいける、という感触を得ていたし、価格も最初に借りた車の半額以下だったので(エコノミークラスだったこともあるが)、二つ返事でOKした。

 担当者に連れられて地下駐車場に行ったのだが、ここでいきなりエンストをやらかした。エコモード搭載でブレーキベダルから足を離すと自動的にエンジンがかかる仕組みになっていたためだが、念のため、駐車場で一速・二速とバックの練習をしてから地上に出ることにした。

 ある程度リズムが取れるようになったあと、路上へ。幸い、そこは海辺の公園の一角で交通量が少なく、もう少し練習するにはもってこいの場所だった。そこで、同じコースを何度かグルグルと回りながら、3速と4速の練習をしてみて、右手でのギアチェンジを前を見ながらでもスムーズに出来るぐらいにはなり、さらに4速から2速とかでも出来るようになってから、いざ本番へ。

 実際に市街を走り始めると、もう迷ってる余裕すらないので、とにかく前の車にひっついていく(ただし、車間距離を多めにあけて)のに必死で、そのうち、いつの間にか高速に乗れていたのだった。ナビあってこその運転のやり方だったかも。

 私はどちらかというと車の運転はそんなに上手な方ではないと思っていて、さらにそんなに好きなわけでもないと思っているが、オートマとマニュアルなら、マニュアル車の方が運転に集中できるので、条件が許せばマニュアル車に乗りたい派である。なので、マニュアル車の運転にはすぐに慣れることが出来た。私はやらなかったが、出来れば、国内にいるうちに、軽トラでもいいので、知人にマニュアル車を保有している人がいたら、借りて練習しておくとよいと思う。

 実は旅行直前に右ハンドルの外車のマニュアル車を10分とか1時間とか、最短時間でレンタルして練習しようと、何箇所か当たってみたのだが、関西ではそういうのをやっているところは見つからなかった。羽田や成田近くなら見つかるかもしれない。

 今回、たまたま練習する場所があったからよかったが、市街地にあるレンタカーオフィスとかだと練習する場所もなくいきなり交通量の多い道を走らなくてはならなくなる可能性がある。なので、マニュアル車の運転に不安のある人は、あえて郊外で借りるとかの工夫が必要かもしれない。空港で借りれるのであれば、練習場所には困らない可能性が高そうなので、空港で借りてしまうのも手だろう。

 あと、バルセロナではホテルを通じて、借りることにしたため、いきなり市街地でぶっつけ本番でスタートすることになった。ただ、バルセロナの道は、事前に通る道をストリートビューで見ておいたし、通る道を覚えるぐらいにナビで確認しておいたので、道を間違えることなく、行きたい方向に一発で行くことが出来た。今回、妻子連れであったので、ここまでやったが、自分一人の旅行だったら、多分しなかったと思う。でも、準備しておいてやはりよかったと思った。

 ナビは手持ちのNexus5に事前に入れておいたSygicというアプリを使った。これはオフライン状態でも使えるので、おすすめ。実際、私は現地で格安SIMを買ったものの、途中で使えなくなってしまったため、Sygicのオフライン機能に助けられた。多少容量は取るが海外で運転する場合、入れておいて損はないだろう。Googleナビも併用したが、Sygicの方が優秀。無料のだと7日ほどで音声案内が使えなくなり、アンダルシアでは音声なしで使ったが、確か20ドル程度だったので、購入してもよかったと思っている。音声はやはりあった方が助かる。実際、高速道路のラウンドアバウト気味の分岐で「キープ・レフト・・・キープ・レフト・・・ターン・ライト」とか言うてくれたので間違わずにすんだ。実際、アンダルシアでは数回、高速の分岐で道を間違えたので、途中からでも有料で購入すべきだったと反省した。

 道を間違えたのは、もう一つ原因があり、方向を示す街の名前をちゃんと覚えておかなかったためだった。自分の目指す街のさらに先にある街のことまで考える余裕がなかったのだが、これを覚えておけば、時間(と燃料代)を無駄にロスすることはなかっただろう。夜になっているのに行きたい方向と逆の方向に進んでいて、山の中であるため、全然降り口が見つからない時のむなしい気持ちは体験したものでないと分からないと思う。

 今回、クラクション鳴らされても、安全運転で行くぞ、と自分に言い聞かせて運転していたが、実際に数回ほど鳴らされた。そのうち、半分は料金所。どうも料金所では気軽に鳴らす文化があるようなので、あまり気にしなくて良いと思う。

 アンダルシア地方の街で旧市街は走らないほうが無難とあったが、行ってみて改めてそう思った。タクシーでもドアミラーをしまいつつギリギリで通過するような場所があった。直角カーブの場所など、車幅の感覚が分かってないと曲がりきれなくなって立ち往生してしまうかもしれない。

 日本との違いで言えば、海外はやはり多少感覚が違うようで、方向指示器と反対の方に進む車を見かけたし、割とアバウト度が高いように感じた。あと、3車線ある高速道路の真ん中のレーンを50km/h以下でノロノロ走る車が目の前に急に現れた時が今回、一番の危機だった。ブレーキにより車内で飲み物がこぼれてしまったがそれほどの急ブレーキを踏んだ。ただ、危機というとそれぐらいで、今回、ドライブを楽しむ余裕は正直なかったが、事故なく済んだのが何よりで、道を何度も間違えてしんどい思いもしたが、安全第一を心がけた結果だろう。

 事故を恐れるのなら、車に乗らないのが何よりだが、移動手段としての車が持つ特有の良さ、時間に縛られず、好きな時に好きな場所に行ける、というメリットを享受したいのであれば、やはり、あまり怖がりすぎずに海外レンタカーも検討してみるといいのではないかと思う。

2016年1月20日の身辺雑記

 この年末年始は柄にもなく海外旅行に行ってきた。年末年始の海外旅行は人生初。別にこの時期である必要はなかったのだが、嫁さんの都合、というのと、子どもが2歳未満だと航空運賃が安い、というのが動機付けとなり、遠目のところで、あまり今後行くことはなさそうなところ、ということで、スペインとモロッコに一家3人で行ってきた。後に、この遠目、というところがアダとなり、自分にはね返ってくるとは思わなかったが。

 というのは、帰国便はその2歳前の子どもと2人で搭乗したのだが、小さな子どもと飛行機で長距離旅行するのはやはり大変なことでほとんど寝ることが出来なかった。計算すると、スペインで嫁さんと別れたのが14時頃で、帰宅が日本時間で20時は過ぎていたので、時差8時間を差し引くと日本時間で22時~20時の間の22時間ほどを2人で旅したことになる。

 私は機内では基本的には何もせず、ひたすらじっとしている方なのだが、今回、途中乗り継ぎのドーハまでは満員で子どもを脇に寝かせることも出来ず、ほぼずっと膝の上抱っこの状態で6時間を過ごした。やはり2歳近くになると十分に重く、この時点でかなり消耗してしまった。

 乗り継ぎも結構大変で、巨大空港なので、結構な距離を歩く必要があり、汗だくになるほどだった。そして乗り継ぎのセキュリティコントロールで子連れだったので、優先で行けるのかとおもいきや、空港職員に聞くと「通常の並べ」とつれない返事が。深夜だったが、ちょっともう途方に暮れるほどの長蛇の列が出来ていて、仕方なくしばらく並んでいたのだが、多分インド系の世話焼きなおじさんが子連れの人にお前はあっちの優先で行けるぞ、と声をかけてきて、私にもそう言ってきたので、先に向かった人の様子を見てるとあっさりと通れていたので、私も挑戦してみると通れたのだった。こういうのは割りとアバウトなので、余裕がない場合は厚かましく出るに限る。

 乗り継ぎ時間は2時間と十分ではあるが、決して余裕のある時間ではない。この間にオムツ替えや食事を食べさせるなど、なかなかすることが多い。ちなみにオムツはこの時のために使わないでおいたラス一の日本製のオムツを使ったのだった。ただ、印象として、外国製紙オムツが特に粗悪だとは思わなかったし、こちらがオムツ交換をサボらなければ、ほとんど漏れることはなかった。

 などやってるうちに、搭乗時間が近づいてきているのに気づき、慌てて荷物をまとめて、搭乗ゲートへ向かう。大きな空港なので、少し迷う。途中エレベータに乗らないといけない、というのが落とし穴だった。そしてゲートに到着した。今回の旅行ではなぜか日本人旅行者に会うことがあまりなく、むしろ韓国や中国の観光客ばかりに遭遇したのはどうしたわけか、と不思議だったのだが、さすがに日本行きの便だけあって、日本人だらけで、やはりどこにでもいると言われる日本人だけあり、久々にまとまった日本人の集団を見て、お~やっと帰れるんやな~、とちょっとホッとした。

 今回訪問したモロッコとスペインでは本当に老若男女問わず子ども好きで、歩いていたり座っているだけで声をかけてきたり、笑いかけたり、頭を撫でたり、ほっぺたをつんとしたりしてきて、親愛の情を示す人たちが多く、子連れ旅行特有のしんどさはあったが、そういう面ではむしろ思いがけない一面を見られたように思う。特にモロッコでは、強面の警備員も子どもを見るとほぼ例外なくニヤケ始めてあやしてきたし、スペインでもモロッコほどではないが、子連れだからと嫌な目に遭うことはほとんどなかったと思う。

 そんな感覚で日本人集団の中に入ることになったのだが、何かちょっと違う感じがあるのを認めないわけにいかなかった。曰く言いがたい感じなのだが、言葉にしてみるなら、「知らない人にはやたらと話しかけたりするものではない」という社会的規範が日本人の間にはあって、モロッコやスペインのように子どもに何らかの親愛の情を示す人はほとんどいないのだった。というか、むしろ、そいつを黙らせろ的な悪意ある空気を、実際はそんなものはなかったのかもしれないが、感じてしまうほどのちょっとした、というか、それまでと比較すると「強烈な」といってもいい違和感があった。団体旅行客が多かったから、というのもあるが、たまたま話しかけた個人旅行客にもなぜか無視されて、なんだか心が折れ始めたのだった。今思うに、空港というところは日本人に限らず、そんなもののような気もするが、その時は蓄積した疲れもあって、正常な判断力を喪失していたのかもしれない。

 そんな中で列が動き始め、私は優先で行けたはずなのであるが、なんだか見えないガードがあるように勝手に感じてしまって、最後まで搭乗しないことにした。なぜそんな気後れを感じたのか、といえば、それまでとの落差が大きかったからだと思う。

 日本行きの機内は十分に空席があり、これはラッキーと、さっそく客室乗務員に席の移動許可を願い出た。2歳未満の子連れはだいたい一番前の席を割り当てられるようなのだが、ここだと席と席の間の肘置きがあげられず、子どもをイスに寝かしつけることができないからだった。

 しかし、移動した先は4人席ですでに一人、私と同年輩の男性が座っている。あまり考えなしにそこに移動したのだが、この男性はいろんな所作動作からかなりなコダワリ派であることが見えてきて、子どもを寝かせるには自分の分も含め、4列席のうち3列分をどうしても専有することになるのだが、その方には自分の横の席の「優先権」を譲ってくれる気配がないのであった。これは戦略を誤ったな、と思ったが、もう後の祭りで、離陸して、一定の時間が経っていて、それぞれ寝る体制に入り始めており、このタイミングで移動するのはなかなかに簡単ではない状況だ。

 困ったなーと思っていると、近くの2人席の男性が席を替わってくれた。後に分かったことだが、顔は日本人顔だったが、日系ブラジル人の方のようだった。画面の字幕がポルトガル語だったし、たまたまパスポートコントロールで再度会った時に外国人用の列に並ばれたので、それと分かった。

 私が困っているのを遠目に見てる人がちらほらいて、そういうのもちょっと堪えた気がする。目が合うと慌ててそらす人もいたりして、悪意うずまく中で生きるカフカの主人公にでもなった気分だった。なんと日本人は冷たい人たちなのか。日本を嫌いになって帰国する留学生がたくさんいるが、こんな感覚を毎日のように味わっていたのだろう。

 いやいや、それは言いがかりってものだろう。決して、日本人は冷たいわけではない。しかし、こういう時に遠巻きに見るだけで関り合いにはならないようにするように、いろんな契機を経て、多くの日本人がなってしまった結果なのだと思う。実際、逆の立場だったら、積極的に動けたかどうか、正直、心許ない。

 今思うに、真ん中の4人席を一人でいる人に声をかけて、もしくは日本流にするなら、客室乗務員に声をかけてもらって、最初から4人席を一人で専有すればよかった。それぐらいの空席はいくらも空いていたので。しかし、疲労がピークで考えが至らず、いっときは子どもの落下防止のために地べたで寝ようとしてしまって、注意されたりもしたのだった。

 そんなわけで無駄に消耗して、帰国後はストレスからか、猛烈な下痢と胃の激痛に見舞われたのだった。体重を測ったら、かなり痩せていた学生時代でもこんな数字は見たことないで、というような数字を記録していて、ビビった。今回の旅行では融通を利かせるために大きなスーツケースでなく、小さめのキャリーケースと複数の肩掛けカバンでしのいだため、両肩に食い込むほど荷物が重く、これは何の苦行なのか、というような長距離歩行を何度かしたりして、心身ともに疲労した。今はとにかく重い荷物を引きずっていた記憶ばかりが思い出されるが、時間が経てばこれもまたよい思い出となるだろう……なるかな……なってほしいけどならんかもな……いろいろあったし……。

 というわけで、別の厄介事が現在進行形で動いており、考え事をしていたためか、今日は子どもの保育園で必要な荷物を忘れてくるとか、さらに仕事に遅れるので早く取りに行かなくちゃ、と急いだからでもないが、保育園の敷地内で車のドアミラーをこすってしまって壊してしまうとか、散々だった。

 というわけで胃痛が再発中なのであります。

 慢性胃痛にはストレスの少ない規則正しい生活がよい、というわけで、そろそろ寝ます。

2015年12月13日の身辺雑記

 今日は風邪の具合はマシになったものの、午後までずっと調子がよくなかった。しかし、夕方辺りから調子は上向いてきて、いろいろとしなくてはいけないことをやった。明日からの仕事は普通にできそうな感じで、やはり社畜的要素があるのか。

 そういうわけで、夕方から放置してた家の片付け作業などをやった。今年は、いつも本格的な雪になってから泥縄式でやり始める雪囲いとタイヤ交換を11月中にやってしまったのだが、その後始末が出来てなかったので、それをやってしまったりとか、屋根に登って傷んでいないかを確認するなどした。屋根は毎年上る必要はないのだが、屋根葺き替え時に業者がケチったのか、一部の針金に錆びるのが使われてて、切れてる場合があるので、油断ならない。

 他にウクライナから持ち帰った子供の木製玩具にカビが生えてて(大泣き)、カビを吸い込まないように防護しつつ拭き取ったりとか、毛布その他の大物洗い物の洗濯とかをやった。

 同時並行でPCの作業もした。ノートPCの挙動が不安定になってて、HDDを調べると「代替処理保留中のセクタ数」が増えているようなので、もうそろそろ寿命かな、ということで、新品を買うか迷ったが、お金もないので、SSDに換装することにしてみた。SSD換装はメモリ増設並みにコンピュータの速度改善に多大な貢献をするので、うまく行けばPCも延命できるし、5年前のだが、やってみる価値はあると判断した。しかし、リカバリーメディアの作成がうまくいかず、何度やっても途中で失敗してしまい、途方にくれていたが、USBメモリに作成してやるとえらい時間がかかったが、なんとか先ほど作成が無事完了した。最悪、Windows10をインストールしようかとも考えたが、これで元のWindows7のままでSSD換装ができそうでよかった。

 今メインで使っているPCは最初からシステムドライブがSSDなのだが、どうもプチフリという「ちょっとだけ固まる」現象が起きるSSDもあるようで、今回、私が買ったSanDiskのSSDがハズレでないことを祈りたいところ。。。

 一人暮らしになって、また自炊生活をしてるが、いつも行くスーパーに「生なまこ」が半額で売っていて、自分で捌いたこともないのに、つい買ってしまった。記憶によれば、食べた記憶もなく、さすがに手に持つと、そのグロさにたじろいだが、今はウェブで情報がわんさか出ており、見よう見まねで塩をまぶしたりするなどして、ナマコ酢というのを作ってみた。意を決して食べてみるとコリコリとした食感はなかなかのもので、食べたこともないのが、多分、食べ方は間違ってないんだろうと思える。

 すじ肉を買ってあったのだが、圧力鍋が焦がされ、使えない状態で放置されていたのを、圧力鍋を再生し、すじ肉も一応腐ってる様子もなかったので、自分が食べる分には大丈夫だろうと判断し、いただきものの大根などと共に圧力鍋に放り込んで炊いてみたところ、ちゃんとこちらもいい感じに柔らかくなって、いろいろと味付け用の調味料がなくて、自分流のになってしまい、やや薄味になってしまったが、素材の味が楽しめるものとなった。

 元々、生まれた時にはすでに上に兄弟が3人もいる状態で、賑やかな家に生まれついてて、一人暮らしに憧れを持ち続けて育ったためか、一人暮らしは今もまったく苦ではない。といって、妻子と暮らすのも、苦ではない。モードが切り替わる感じ。もっと若かったらしんどかったかもと思うことがあるが、あまり後悔しないたちなので、若かったとしても、適当にやってかも。

 とりとめない話ばかりでしたが、今日はこんなところで。

サラダパン(つるやパン・滋賀) vs たくあんサラダロール(キムラヤ・岡山) vs 大根サラダコッペ(セブン-イレブン・多分滋賀限定?)

 先日、岡山に行く機会があったので、前から気になっていたパン屋さんのキムラヤを訪れてきた。ここでは湖北名産のサラダパンのライバル商品を販売しており、一度食べてみたいと思っていたのだ。

 岡山駅前に到着し、早速Google Mapで調べてみると岡山のそこここに店舗があることがわかり、チェーン店でもなく学校のそばの工場でフル稼働生産しているつるやパンとしてはちょっと規模的には太刀打ちできそうもなく、いきなり出鼻をくじかれる。

 店舗は駅中にもあるようだったが、人待ちの時間を利用し、駅前商店街の店舗に行ってみた。

キムラヤ外観

 綺麗な店内にはいろんなパンが売られていて、その中に変わり種を集めたコーナーみたいなところがあり、そこに目指すたくあんサラダロールがあった。幸い、まだ売り切れてなかった! 店内写真を撮影してよいか尋ねたところ、NGとのこと。滋賀から来たと先に断ったのがアダとなったか。偵察目的であると警戒されたようだ。

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 お味の方は、キムラヤの方がよりたくあん感が強い印象。サラダパンの方を食べ慣れていることもあり、味が濃く感じた。尋ねると割りと最近(数年前?)に開発された商品とのことで、この点では長年、味を改良してきたサラダパンの方がより万人受けするように、よりマイルドになってるのかもしれない。遠出するとき何度か手軽なお土産代わりに持っていくことがあるが、皆さん、拒否反応なく食べてくれている。福島にも何度か持っていったことがあるが、みなさん元気にしてるかな。

 キムラヤでは他にも高菜サラダロールなど変わり種パンを販売しており、同行者はこちらを購入していた。ご飯が欲しくなったそうだが、つるやのサラダパンも初めて食べた時は違和感があって、おいしいとは感じなかった。どうしても舌は保守的なので初めはこうなるものだが、こうして継続して販売されているということは、食べ慣れるとおいしく感じるということだろう。個人差はあるだろうけど。こちらはキムラヤのサンドイッチのラインナップ。

 実はかのセブンイレブンも同じ趣向のパンを販売している。その名も「大根サラダコッペ」。たまたま販売しているのを最寄りのセブンイレブンで発見し、購入。こちらも店内写真NGとのことで、パンの外観だけ。味はたくあん部分はかなり似せているがパン自体の味が多少違う印象。つるやのサラダパンの方は昔懐かしいコッペパン風だが、セブンの方は無難な今風、とでもいうか。

大根サラダコッペ

 残念ながら、こちらは試作品的な商品だったようで、その後、継続的に販売されているわけではない模様で、時々立ち寄って確認しているが、その後はその姿を見ていない。こちらはちゃんとつるやパンを訪問して、販売委託を依頼したりしたそうだが、規模的に難しい、ということで、セブン側で製造販売することになった、とのこと。このあたり、ちゃんと仁義切るところが、現在、コンビニ業界の雄として君臨する王者らしい振る舞い、というところだろうか。

 木ノ本駅前の北国街道沿いにあるつるやパンの店舗に行くと、サラダパンを求めて各地からやってくる車が何台も止まっていることがよくある。駐車場があるわけではないが、商店街にしては道は広いので、交通の妨げになるほどではない。周りの店もうちの前に車置くな、みたいなうるさいことは言わない感じでここが湖北らしいところだろう。つるやパンもこの人気に浮かれている様子はまるでなく、昔ながら雰囲気を残しつつ、人気に戸惑っている様子が今も見えるくらいで。

 近くに来られた時は是非お試しを。つるやのサラダパンは平和堂などでも売っています。

車検を受けたが、13年以上経過してて割増になってた

 昨日、車検を受けに行ってきた。かなり老朽化していることは分かっていたが、車を買う、というのは大変エネルギーのいる行為であり、ちょうどタイヤを新調したこともあって、乗り続けることにしたのだった。

 ただ、計算外だったのは、13年以上経過した車の場合、自動車重量税が割増になることで、同様に13年以上になると割増になる自動車税が今年5月時点ではまだ上がってなかったので、まだ大丈夫だと思っていたのだが、この間に13年になってしまっていた、ということなのだろう。(というか、そもそもこうして二重に課税されてる状況がおかしい、といえるのかもしれんが。)

 あと、私の住む滋賀北部は豪雪地帯であり、冬場は凍結防止用に通称「塩カル」(塩化カルシウムの略称。塩化ナトリウムや塩化マグネシウムも使われているらしい)が道路に盛大に撒かれるため、他のところよりもサビが発生しやすい、という難点があり、これも計算に入れておくべきだった。実際、素人の目視でも明らかにサビがひどい部分が何箇所もあり、あと2年何とかだましだまし乗ろうと思っているが、さらに費用が発生する可能性がありそうで頭を抱えている。こんなことなら、適当な中古車に乗り換えるのも手だった、と後悔先立たずの気分に陥っている。

 次の車は嫁さんの希望でマニュアル車にしようと思っているが、今や絶滅危惧種に近い状態らしく、日本ではMT車の割合が1~2%程度で、AT車がほとんどらしい。私は免許取り立ての頃から最初の2台はマニュアル車だったので、今でもマニュアル車の運転は苦にはならないし、むしろマニュアル車の方が好みだが、中古車を買うにしても、選択肢が少ない、というのはよいことではない。

 しかし、逆に言えば、選択肢が少ないということは無駄に悩まなくてもいい、とも言えるかもしれない。選ぶ、というエネルギーのいる行為を省けるので。私は今乗っている車を買ったとき、大変苦労した。この車の前は知り合いのお下がりで、選択の余地がなかったので、ある意味楽だったが、初めて中古車を買おうとして、その選択肢の膨大さに途方にくれた覚えがある。最初に入った中古車販売店で適当に買ってしまおうとしたところ、営業マンの目が「おー、こんな楽な客が世の中に存在するのか!」的な反応をしたため、もうちょっと悩んだ方がいいのか、と考えなおし、車に詳しい人に聞いたりして、車種を絞り込み、県内の中古車販売店をいろいろと見て回ったが、そうなると今度は希望にあうのがなかなかなく、結局、知人の知人を介して車のオークションで購入したのだった。あまり目が肥えすぎるのも考えもん、ということなのだろう。

 今にして思えば。、一度、ああいう経験をしておくと自分的にどの要素が重要なのかがわかってくるので、無駄な経験ではなかったと思えるが、大きな買い物なので、適当に決めるわけにもいかず、次の車検までにまたこの作業が待っているのか、と思うと、ああ面倒くさいなーと正直思う。車を買い換えるのは多くの人にとって楽しいことのようだが、私には苦痛でしかない。誰か適当なマニュアル車を安価に譲ってくれる人いないかなぁ。日本国内なら、旅行がてら取りに行きますので、ご自分でなくても知り合いで誰かおられたら、ご一報いただけたら幸いです(2015年10月3日現在)。