MVNO(格安SIM)をIIJMioの音声通話機能付きSIM(みおふぉん)に変更

 以前、ガラケーの電池が膨らんできて、ドコモのショップで交換したが(確か無償交換だった)、その後、また膨らんできたので、ショップに行くと、もうその電池は製造していないとのつれない返事が返ってきて困ったことがある。当時まだ格安SIMがなく、スマホは高すぎて嫌だったので、ガラケーの中古でも買うしかないか、と観念しかけていたのだが、非純正電池を買えばいいことに気づき、何度かカメラ用などで買ったことがあるROWAで購入した。

 その後、充電の持ちも十分で特に問題なく使えていた。だが、先日、ウクライナから帰国直後、バッテリー残量はかなり減っていたのだが、まだ使える状態だったので、普通に使い、帰宅後に充電しようとすると、もう充電ができなくなっていた。バッテリーがこんなに急にへたることは通常あまりないので、過放電か何かでイカれてしまったのだろう。

 ああ、またこのガラケーの電池を新調せなあかんのか、と思いかけていたところ、もうこのタイミングでスマホ一本にしてしまえばええやんと思い直し、MNP可能(電話番号の移行が可能)な格安SIMである音声通話機能付きSIM(みおふぉん)に移行することにした。

 以前、当ブログ記事「初スマホNexus5を月額ワンコインのServersMan SIM LTEで運用中」に書いたように、私はこれまで「ガラケー+最安の格安SIMスマホ」で運用していて、すでに一本化は可能だとの感触は得ていた。しかし、それでも音声通話が普通に出来るのか不安ではあった。普段からあまり電話は使わないので、まだこの「みおふぉん」での通話回数は多くないが、何度か使ってみて、まず問題なく使えることがわかってきた(ただし、都市部では未使用)。データ量制限があるが、動画を出先で見たりはしないので、これで必要十分である。ドコモのエリアだと使えるし、エリア外になることもほとんどない。さすがに先日訪れた徳山ダムの奥の福井県に抜ける道ではエリア外だったが。

徳山ダムの奥の福井へ抜ける道でキャプチャー
徳山ダムの奥の福井へ抜ける道でキャプチャー

 気をつけた方がいいのは移行時期で、携帯電話会社の2年縛りのことをよくよくチェックしてから移行した方がいいということ。私のように途中だと約1万円の出費+αが必要になり、さらにMNPに数千円とかいろいろと無駄(に見える)出費が増えるので、このあたりは計画的に移行したいところ。

 格安SIMを使う場合は、SIMフリーの端末である必要があり、私はいろんな機能を試してみたかったので、動作確認済み端末一覧で全機能に○のついているNexus5にしたが、もっと安い端末でもよかったかも、とちょっと思っている(もっともNexus5でもiPhone6に比べる半値だが)。ただし、Nexus5のようによく使われている機種にしておくとネットなどでの情報も豊富で、トラブルが起きたときに対処しやすい、という利点もあって、これにしたのだった。

 今、改めて動作確認済み端末一覧を見てみると、当時はNexus5ともうひとつぐらいしかなかった、全機能に○がついている機種がえらい増えていることに気づく。別にNexus5である必要はないだろうが、余計な機能がついてないのが好みな人はこれが無難といえるかも。

 初期費用はかかるものの、ガラケーと同じぐらいの月額費用でスマホが使えるようになり、その便利さに慣れきった今となってはもうガラケーに戻ることはできなくなってしまった。別にガラケーが悪いとは言わないが、まだスマホデビューしていない方は、検討されてみてはいかがだろうか。