開花第一号が花開いてから一週間余りでかなり開花してきた。播種の時期がずれていて、一斉の開花とはならず、日当たりにかなり違いがあることもあって、背の高いのや低いのがあり随分と不揃いではあるが、ほとんどは花が咲き始めた。このまま何事も無く結実して欲しいところ。
ヒマワリはその鮮やかな黄色で元気に見えるのか、通りがかる人からも「きれいに咲いたね~」などと言われている。福島でも原発事故後にあちこちでヒマワリが植えられ、除染効果は低いものの、その元気に育つ姿が人々に希望を与え続けた。
ところで、時々見かけるヒマワリ畑では水やりはどうしてるんだろうか。誰かが毎日やってるのかもしれないが、広大な面積の場合、ちょっと人力では無理じゃないのか。今年は割りとしっかり水やりはしてたのだが、来年は頻繁に水やりが出来なくなる可能性が高く、ヒマワリがどれぐらい水なしで保つかによって来年もこのプロジェクトに参加出来るかどうかが決まってしまう。
少しググると、葉がしおれたらやる、というようにして水無しに慣れさせるとより広く根を張るようになるので、週一でもなんとかなる可能性あり、という記述があったが、どうなんだろう。今年、一部の株で実験してみればよかったのだが、そんな余裕はなかったのだった。
もっとも、この辺りの人だと気をきかせて水やりやってくれそうな気もするが、そういうのに甘えるのはよくないんで、自分で出来る範囲でやるようにしたいところなのだが。
植物を育てるのは精神衛生上いい、と何度か書いたが、日に何度か自分の作品のように眺めてしまうとは我ながらおもろいもので。現実で嫌なことがある分、余計に目を向けてしまうのかも・・・、というのは、余計な話だが。
こちらに「チェルノブイリは犯罪者天国となった」という記事があり、チェルノブイリ森林火災について書かれていたので、ざっくり要約しておきます。
今年、すでに3回もチェルノブイリ立入禁止区域で森林火災が発生しており、先日も新石棺近くで隠しカメラが見つかった。原子炉近くの管理下にない区域で何が起きているのか。
立入禁止区域に住む住民の多くは相次ぐ森林火災の原因は違法行為の痕跡を消すための放火だとみている。樹齢70-80年の売り物になる木を伐採し、週末の夜に搬出している。伐採量が計算出来ないように放火した。地元住民はポリスケ付近で材木を運ぶトレーラーを目撃している。空間線量率は2,3倍あがった。住民曰く、木材はキエフ近辺の家具工場へ運ばれたに違いない。
キノコやベリー、魚なども立入禁止区域内で採取されており、それらはキエフなどの市場で売られている。実質、地下鉄駅周辺の物売りはコントロールされていない。
私もよく地下鉄近くで売られている野菜や果物を買っていた。場所がよいところは恐らく「みかじめ料」的なのを支払っているはずで、ある程度はコントロールされているのではないか、と思っているが、実際のところは誰にもわからないだろう。
市場に行くと、メインストリートから外れた場所で年金では食べていけないと思われる高齢者が数少ない品物を売っているのを見かけることがあり、この人たちも「ショバ代」は払っているだろうにペイするのだろうか、と思ったりした。
木材に限らず、強制移住後の集落では様々な換金可能な物が盗み出され、すでに売り払われている。日本でも地元有志によるパトロールがなされているが、限界があり、同様の事態が発生していると聞くが、こういうのどうにかならんのだろうか。
Yoshiro Miyagoshi Website