ヒマワリ開花から1ヶ月

 東日本で猛威を振るった台風だが、今のところ、今季こちらに何度か来たものの、甚大な被害にはならず、ほとんどのヒマワリも頭を垂れて持ちこたえている。ただ、場所が悪いところで育ったのが花の部分の重みに耐えられずに折れてしまった。1本折れているのは確認していたが、今日確認したところ、さらに数本折れていて、このところバタバタしていて世話が出来ていなかったが、何か支柱にもたれかからせるなどの対処をすべきだったようだ。

 とはいえ、ほとんどは収穫を待っている状態となっていて、あと判断が必要なのは収穫のタイミングぐらいだが、シャロームさんのサイトでは「開花後40日程度で、花托の裏が黄色みを帯びてきた頃が収穫適期」とあり、開花はちょうど一ヶ月前なので、次の連休あたりがちょうど収穫第一弾となりそうだ。

 ついでに植えたトマトとナスについては、よく実がなるのとならないやつがあり、なぜそういう結果になったのかはよくわからないが、今、冷静に考えると、ミニトマト以外はあまりうまくいかなかったようだ。原因はいろいろあるが、施肥のタイミングを間違えた(あるいは足りなかった)ということだろうと思う。

 一応、ゆくゆくは自然農法などにも手を出してみたいと思っているのだが、現実的に考えると、あまり畑仕事に時間が割けないというのもあって、まずは今、主流のやり方でやってみようと思い、始めてみたものの、それですら簡単ではないことがわかった。

 誰もが多忙な現代社会で仕事や日常生活以外のことに時間を割く、というのはなかなかに大変なことだ。映画「そして父になる」で、子供に対し「何でも独りでできるように」という方針で子供と風呂も一緒に入らないという福山雅治演ずる多忙なエリート社員に対し、リリー・フランキー演ずる街の電気屋さんが「何言ってんの。時間だよ。子供は時間」と詰め寄るシーンがある。何でも、この映画の監督自身が多忙でなかなか家に帰れないときに娘から「また来てね」と言われたことがショックで、そのことがこの映画を着想するきっかけとなった、ということらしいが、実際問題、今の日本の現実では仕事が出来る人には仕事がさらに回ってきて、仕事人間になっていくようになっていて、働き盛りと育児期間は重なってしまうので、育児に時間を割くには、いろんなことを「諦める」必要が出てくる。しかし、そんなことでは生き難くなるばかりであり、この悪循環を断ち切らない限り、よりよい社会にはならないだろう。(余談だが、リリー・フランキー演ずる電気屋は育児に多く時間を割く「よいパパ」である一面、慰謝料名目であちこちでガンガン領収書を切りまくる金に汚い印象も残すが、出身は滋賀県という設定らしい・・・)。

 今の今、諸事情あって、当面しばらくの間、育児から「解放」された状態となり、何に時間を割くか、今日久々にToDoリストを眺めながらいろいろと考えていたが、祖母の死後にすべきだったことなどが、まだまだ山のように残っていて、メインは映像編集作業としたいところなのだが、この期間にどれほど進められるか。こんな風にブログ更新してる暇があったら……という声が聞こえてきそうであるが、少しずつでも進めたいとは思っておりますところで。

 ヒマワリから話が脱線したが、ヒマワリの採種まであと一息のところまでやって来た。あとは台風が来たり、鳥に狙われたりしないこと祈るばかり。

開花1週間後ぐらいにこうべを垂れ始めたヒマワリ
開花1週間後ぐらいにこうべを垂れ始めたヒマワリ