「福島ひまわりプロジェクト」カテゴリーアーカイブ

福島ひまわりプロジェクトの花がやっと咲いた

 今年も福島のシャロームさんの「ひまわりプロジェクト」に参加し、種を送ってもらって、2箇所に分けて植え、なんとか花が咲いた。

 今年もポット苗で育ててから定植するやり方にしたのだが、今年はなぜか最初に方に植えた株の葉が縮んでしまい、それらの育ちが悪かったため、改めて、植え直したのだった。さらに、いろいろあって、播種が遅れたため、開花までいけるのか気をもんでいたが、無事花が咲いたところで一安心というところ。

 写真は元水田だったところに植えてみた分。粘土質でうまく育つか心配だったが、それなりに肥料をやったりして、なんとか育ってくれた。

 この場所では定植したのが、旅行前日の夕方で、暗くなる中、あわててやった記憶があるので、7月上旬に定植した、ということになる。播種も6月の終わりごろだったかと思うので、遅めの播種でもこうして8月中に開花までいけるということが分かった。

 実のところ、定植時の苗は弱々しく、場所も粘土質だったので、今年は採種は厳しいかもと観念していたが、このまま鳥などにやられない限り、なんとか採種までいけそうで、よかった。

福島ひまわりプロジェクトのひまわり
福島ひまわりプロジェクトのひまわり

ひまわりの種の収穫した時の写真をいくつか

 ひまわりの種を収穫したときの写真をアップしておきます。

ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る1
ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る1
ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る2
ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る2
ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る3
ひまわりの種を焼き網にこすりつけて取る3

 焼き網を使うと楽に取れるとのことで試すと実際簡単に取れたので、この方法で取りました。どうしても屑や小片も入ってしまうが、これはどんなやり方をしても入ってしまうでしょうから、仕方ないものとあきらめるしかないようで。

屑や小片を扇風機で吹き飛ばそうとするがうまくいかなかった
屑や小片を扇風機で吹き飛ばそうとするがうまくいかなかった

 一概に種といっても実のないスカスカのもあって、概して小さいのはそうしたのが多かった。今回の経験では、ビニポットで発芽させたときに発育が悪かったやつも最終的には大きく育ったのもあり、やはり生育環境の重要性を認識させられた。今回、ちょっと株間の間隔が小さすぎたため、小ぶりに育ったのが多かった、という反省があるので、もし来年もやるようなら、もう少し株間を広く取って、日光がどの株にも当たるように配慮して、植えたいところ。

 今回はビニポットで育ててからにしたが、一部は直播きした。それらの多くもちゃんと育ったので、次回はほとんど直播きにしてみようと思う。ただ、どうしても発芽しなかったりするのがあるだろうから、別途ビニポットでもいくつか育てておいて、そこにそれを植えていけばいいのではないか、などと考えている。

 小さいのは種が取れない可能性があるので育てても無駄かもしれんが、別に生業としてやるわけではないので、こんなやり方でよいのではないか、などと思ったり。

 来年もできるとは限らないが、一応、やる方向で検討しております。

収穫したひまわりの種
収穫したひまわりの種

福島のNPOシャロームさんにヒマワリの種をレターパックで発送した

 昨日、ヒマワリの種を福島でひまわりプロジェクトを実施しているシャロームさんにお送りした。半月前には収穫してて、あとは送るだけ状態になってたのだが、なんやかんやで今になってしまった。

 収穫のタイミングをはかっていたが、早めに収穫をしたグループで種だけに選別するところまで一通りやってみたところ、やはり、まとめて作業するほうが効率がよさそうだったので、残りはほぼ一気にやった。本数でいえば数十本程度ではあったが、慣れない作業の連続で戸惑いつつの作業だった。

 種をひまわりの花から取るのは、バーベキューなどで使う網が役に立った(ウクライナ人BBQの時のゴミを引き上げてきた時に混じってたのを流用w)。あれに押し付けてこそげとると、簡単にボロボロと取れた。また、しっかり乾燥しないとカビが生える、とあったので、天日干しを数日したところ、カビは生えなかったが、一部、すでにカビのようなのが発生してるのがあったので、それは除去した。

ひまわりの花を乾燥中
ひまわりの花を乾燥中

 面倒だったのは、一緒に落ちる花の小片や実のない種を除去する作業で、箕などを使ってみたもののうまく選別できず、扇風機を持ち出してきて、延長コードでつないで、戸外で段ボール箱をセットしておいて、そちらに軽いのが飛ぶような装置を作ってみたが、これもいまいちだった。

 それでも、いろいろとやるうちにある程度は選別できた。家のどこかに唐箕という昔ながらの木製の農機具があったはずで、これは風でそうした藁屑などを飛ばす便利な機具なのだが、あちこち探したけれど見つからず、以上のような試行錯誤をしたのだった。

ひまわりの種をレターパックで発送
ひまわりの種をレターパックで発送

 ひまわりの種を送る方法で一番安いのはどの方法かと考えたが、わからず、郵便局に行って尋ねると、「第四種郵便物」というのがあって、「植物種子等郵便物」はこの分類で送付可能とのこと。こんな分類があることを初めて知ったが、重さが600gほどで、同じような値段でレターパックを使えることが判明、ちょうどギリギリレターパックに入る程度だったので、こちらを選択したのだった。

 量によっては箱で送ることになるだろうが、今年はこの程度の収量だったのでレターパックとなった。どうせやるなら、もうちょい規模を拡大してやりたいところだが、来年やるとしても諸事情で十分な世話が出来ない可能性が高く、水やりをどれぐらいしなくても大丈夫なのか、などを自分なりに計算して、できるようならチャレンジしたいと思っている。

 これで今年の私のひまわりプロジェクトのミッションはコンプリートした、ということになる。こうした畑作業は祖母のをよく手伝っていたものの、一から全部自分で計画して行ったのは初めてで、種を収穫できるところまですらいけない可能性もあったが、なんとかなった。植物を育てることが精神衛生にいいことも想定外の気づきだった。

 来年もやりたい、といいたいところだが、枯らしてしまうのはなんなので、慎重に検討したいところで。

ひまわりの種はいつ収穫したらいいのか

 この連休中に収穫しようとしたのだが、真ん中の方がまだ黒くなっていない。もう少し待つと黒くなるのだろうか、それとも、もう40日経過したので、収穫した方いいのか。

 リアルタイム検索すると、同様に福島のNPOシャロームさんのひまわりプロジェクトに参加している高知県の団体のことがニュースになっていた。

被災地支援のひまわりの種収穫

1万本あまりのひまわりが植えられた30アールの休耕田には、きのう、地元の住民などおよそ150人が集まり、ハサミや鎌などを使って花を摘み取りました。(中略)収穫されたひまわりの種は、重さにして230キロほどで、今月中に福島県に送られるということです。

 この「なはりきれいな町をつくろう会」という団体のFacebookを見ると、ちょうど同じぐらいの6/7に種を植えてはるので、高知と滋賀では気候も違うので一概には言えないが、やはりそろそろ収穫時期、ということになるのだろうか。しかし、開花の時期が2週間以上早いようで、もうちょい待った方がいいかもしれない、とも思いつつ。

 こういう場合の私のやり方としては、リスク分散で、一部だけ収穫してしまう、というもの。今日も明日も晴天で、収穫日和だし、幸い、まだ鳥にやられていないが、これからやられてしまうかもしれないので、今日のうちに先に咲いた先行組のうちの半分ほどだけ収穫してしまおうと思う。

収穫を待つひまわり_IMG_20150919_155913

こうべを垂れたひまわりの上にあった何かの虫の糞_IMG_20150919_161309

ショウジョウバッタ_IMG_20150919_161311

ヒマワリ開花から1ヶ月

 東日本で猛威を振るった台風だが、今のところ、今季こちらに何度か来たものの、甚大な被害にはならず、ほとんどのヒマワリも頭を垂れて持ちこたえている。ただ、場所が悪いところで育ったのが花の部分の重みに耐えられずに折れてしまった。1本折れているのは確認していたが、今日確認したところ、さらに数本折れていて、このところバタバタしていて世話が出来ていなかったが、何か支柱にもたれかからせるなどの対処をすべきだったようだ。

 とはいえ、ほとんどは収穫を待っている状態となっていて、あと判断が必要なのは収穫のタイミングぐらいだが、シャロームさんのサイトでは「開花後40日程度で、花托の裏が黄色みを帯びてきた頃が収穫適期」とあり、開花はちょうど一ヶ月前なので、次の連休あたりがちょうど収穫第一弾となりそうだ。

 ついでに植えたトマトとナスについては、よく実がなるのとならないやつがあり、なぜそういう結果になったのかはよくわからないが、今、冷静に考えると、ミニトマト以外はあまりうまくいかなかったようだ。原因はいろいろあるが、施肥のタイミングを間違えた(あるいは足りなかった)ということだろうと思う。

 一応、ゆくゆくは自然農法などにも手を出してみたいと思っているのだが、現実的に考えると、あまり畑仕事に時間が割けないというのもあって、まずは今、主流のやり方でやってみようと思い、始めてみたものの、それですら簡単ではないことがわかった。

 誰もが多忙な現代社会で仕事や日常生活以外のことに時間を割く、というのはなかなかに大変なことだ。映画「そして父になる」で、子供に対し「何でも独りでできるように」という方針で子供と風呂も一緒に入らないという福山雅治演ずる多忙なエリート社員に対し、リリー・フランキー演ずる街の電気屋さんが「何言ってんの。時間だよ。子供は時間」と詰め寄るシーンがある。何でも、この映画の監督自身が多忙でなかなか家に帰れないときに娘から「また来てね」と言われたことがショックで、そのことがこの映画を着想するきっかけとなった、ということらしいが、実際問題、今の日本の現実では仕事が出来る人には仕事がさらに回ってきて、仕事人間になっていくようになっていて、働き盛りと育児期間は重なってしまうので、育児に時間を割くには、いろんなことを「諦める」必要が出てくる。しかし、そんなことでは生き難くなるばかりであり、この悪循環を断ち切らない限り、よりよい社会にはならないだろう。(余談だが、リリー・フランキー演ずる電気屋は育児に多く時間を割く「よいパパ」である一面、慰謝料名目であちこちでガンガン領収書を切りまくる金に汚い印象も残すが、出身は滋賀県という設定らしい・・・)。

 今の今、諸事情あって、当面しばらくの間、育児から「解放」された状態となり、何に時間を割くか、今日久々にToDoリストを眺めながらいろいろと考えていたが、祖母の死後にすべきだったことなどが、まだまだ山のように残っていて、メインは映像編集作業としたいところなのだが、この期間にどれほど進められるか。こんな風にブログ更新してる暇があったら……という声が聞こえてきそうであるが、少しずつでも進めたいとは思っておりますところで。

 ヒマワリから話が脱線したが、ヒマワリの採種まであと一息のところまでやって来た。あとは台風が来たり、鳥に狙われたりしないこと祈るばかり。

開花1週間後ぐらいにこうべを垂れ始めたヒマワリ
開花1週間後ぐらいにこうべを垂れ始めたヒマワリ