鶏足寺の紅葉を見てきた(後編) ~車で行くと駐車場探しが大変だが、行けばなんとかなる~

 前編のつづき。

 鶏足寺周辺はこの季節だけどっと人が押し寄せるため、駐車場が整備されているとは言い難く、駐車場難民があちこちで発生している。そのため、以下の写真のように田んぼのあぜ道ややや離れた場所に路駐というのがおおっぴらに行われている。

鶏足寺駐車場案内2
鶏足寺周辺で路上駐車する車
鶏足寺駐車場案内3
鶏足寺周辺の田んぼのあぜ道に駐車する車もちらほら

 ただ、あまり集落内でこうした路駐はおすすめ出来ないということもあり、シャトルバスも運行されている。この辺りで駐車場収容力を持つところというと北近江リゾートの温泉施設ということになり、所要時間10分で行けるので、駐車場難民になりたくない向きにはシャトルバスの利用がおすすめ。

鶏足寺駐車場案内
鶏足寺周辺で配布されている駐車場とシャトルバスの案内
鶏足寺駐車場案内4
鶏足寺行きシャトルバス

 我々はたまたまガイドの人が「今、一台分あいた」と知らせてくれたので、石道寺近くの駐車場に停めることが出来た。

 ちなみに駐車場料金も鶏足寺参拝料金も無料だが、11月15日~30日の間だけ鶏足寺に向かう道中の複数箇所に「関所」が設けられ、紅葉散策協力金として200円を支払うことになっている。このお金で仮設トイレや臨時駐車場が設置されているとのこと。

鶏足寺駐車場案内5
石道寺近くの駐車場
鶏足寺駐車場案内6
観光バスも入れ代わり立ち代わりやってくる

 人が押し寄せるようになり、地元の皆さんもとれたて野菜などをあちこちで販売されるようになった。値段も手頃なので野菜やゆずなどを買って帰った。

古橋集落内にて1
あちこちに地元の方々が露店を出店
古橋集落内にて2
古橋のゆずの木
古橋集落内にて3
古橋の柿の木
古橋集落内にて4
古橋集落内のミニ水車

鶏足寺の紅葉を見てきた(前編) ~きれいな紅葉の絨毯~

 鶏足寺には十数年前にも一度行ったことがあって、当時から紅葉の名所だったが、ボチボチ人がいる、という程度だった。それが、ここ数年、人気がうなぎのぼりで、紅葉の季節になると鶏足寺近辺の道ではバスやマイカーの車列でごった返している。

 つい先日も報道ステーションで紹介されたようで、車のナンバーを見ると、県外ナンバーの方が多いぐらいで、いよいよこの静かな湖北の小さな集落も全国区となった感がある。

 ちなみに、鶏足寺のある古橋という集落は石田三成の母の故郷とのことで、関ヶ原の合戦後に潜伏していたという「オトチの岩窟」がある。簡単には行けない場所なので、まだ行ったことがないのだが、また折を見て行ってみようと思う。

 さて、鶏足寺に行くには直接向かうルートもあるが、石道寺経由で行くルートもあり、今回、そちらで行くことになった。

石道寺1
ひっそりと佇む石道寺
石道寺2
紅葉の中の石道寺
石道寺3
多くの観光客があちこちで写真撮影
石道寺4
湖北田園空間ミュージアムの看板

 地元民だがこの辺りに「湖北田園空間ミュージアム」という名称がついているのを初めて知った。石道寺と鶏足寺は距離で500mほどで徒歩でも簡単に移動可能。ちなみに石道寺は石道(いしみち)という集落にあるが「しゃくどうじ」と読む。

石道寺5
道中には茶畑なども

 鶏足寺というともみじの絨毯が有名、ということになりつつあるらしい。だいたい11月中旬から下旬が見頃だが、下旬に行くと以下のような絨毯が見られる。ただ、大変な人出で通り道の紅葉は踏まれ倒しているところが多いので、紅葉の絨毯を写真撮影するなら立入制限区域か脇道にある部分に行くといいかも。

鶏足寺1
鶏足寺の紅葉の絨毯
鶏足寺2
鶏足寺の立入ご遠慮くださいゾーン1
鶏足寺3
鶏足寺の立入ご遠慮くださいゾーン2
鶏足寺4
鶏足寺の立入ご遠慮くださいゾーン3
鶏足寺5
鶏足寺は昔は飯福寺だった
鶏足寺6
鶏足寺の池に浮かぶ紅葉
鶏足寺7
イチョウも落葉の時期でちらは黄色い絨毯に
鶏足寺8
ひとでごった返している

 後編に続く